第11話 明智五郎編
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してしまえとのことである。つまりは、知り合いが誰もいない状態になるということらしい。
「これはDMOと君を守る手段でもある。」
すでにその能力者には了承はとってるからあとは君の了解だけだ。
その能力は対象は全員に対するのだろうか?
そう思ったらつい口に出していた。
「祖の能力って選んだ対象者を除くことってできますか。」
「あぁ・・・・それはできるが」
「なるほど・・・・・翼」
『今出してる・・・・・・』
ほどなくして、一枚の紙を自分に差し出してきた。
そこには【心の怪盗団】だったメンバーと明智と縁があり少なくとも明智が実行犯だということを知っているであろう人々の顔写真。そこには冴さんやルブランのマスターの写真もある。
『吾郎、確認して。ここにある人以外でも自分の名前を憶えておいてほしい人がいるなら教えてすぐに最新版を作る』
そういいきった翼は頼もしかった。
その一覧を改めて確認する。
一通り眺めてそれを坂口さんに渡す。
「これで、お願いします。」
横から見ていた太宰さんが「これ、君がいた高校の人いないけどいいの?仲良かった友達とかは?」
「いえ、元々探偵王子と呼ばれていた時から腫物を扱うようにされてきましたからそれは大丈夫です。あと一つ、さっきのところに獅童正義も付け加えてもらえませんか?」
「いいのかい。君が長年苦しんで生きた相手なんだろう?」
「それも含めて、ここで自分の人生を歩んでいきたいです。それに彼が自分のこと覚えてなくて急に息子などいないといいだしたらそれこそ違和感だらけじゃないですか。それに・・・・・自分だけ覚えてるのに相手が・・・・長年恨んできた相手が何も覚えていなかったら悔しいじゃないですか」
晴れ晴れとした雰囲気でそういいきった。
獅童と坂口はメモを取り、
『獅童もいれて更新しとく?』
「いや、獅童の名前も顔も有名だからな。それに場所だってわかる。メモで十分だ。」
「じゃあ祖のメンバー以外を頼む」
「分かりましたよ。伝えておきます。」
そういい坂口さんと太宰さんはすぐに出ていった。
『さて、少し邪魔が入っちゃったかな』
調べ物を再開する翼。いったい何を・・・・
『吾郎が廃人化させた人たちの回復、誰が現在は精神崩壊で入院しているのか調べてる』
「っできるのか!?」
思わず喰い気味できいてしまった。自分がここで生きると決めてから起こしたことに対して何の償いもしなくていいのかとおもって。
『吾郎なら、心のどこかで思っていたんじゃないかな?このままの状態でいいのかと。だから、吾郎の償いを手伝うことにした。スッキリした状態で社員になってほしいからね』
そういう翼の言葉に
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