第11話 明智五郎編
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・・・・あの人たち」
「そう、昔、私が武装探偵社員にマフィアからなれたのか。そのきっかけをくれた人たちにね。」
それから、この情報をもとに認知とは何かの学問を究めながらどの事件が誰が起こし、心の怪盗団の正体はなんなのか。最終的な黒幕は誰だったのか。
理解不能な人もいたが何とかコンコンと説明し全員が理解をするに至った期間、約3か月。
ようやく彼が目覚めることになる。
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「んぅ」
名前も知らない彼、いや太宰がいうには【明智吾郎】というちょっとした名の知れた人らしいが、その彼がDMO医務室に運び込まれて2か月
ようやく目覚めたのである。
その時間、ちょうど医者として他のカルテを確認していた時だった目覚めた彼が動きうっすらと瞼を空けたのを確認した。
暗い、暗い奥底にいた自分が何かに引っ張りあげられるように意識が浮上していくのを感じる。
彼、明智吾郎がうっすらと瞼を開けると、暗かった場所とは正反対の真っ白い部屋だった。
光に慣れ、少ししか動かせないがあたりを見渡すとピッピッピッピとおそらく自身の心臓の音を示す機械。腕には点滴がつながっていることが確認できる。そこでようやく自身が生きているんだと感じた。
どうしてだろう。あの時僕は確かに認知上の”僕”と銃撃になってそれで・・・・・・
「ようやくのお目覚めね。」
なぜ生きているのか、そのことばかり考えていた僕は同じ部屋にもう一人いることに全く気づかなかった。
「気分はどうかしら?」
「ぁっ!!」
「あぁ、しゃべれなくても無理はない。3か月ぶりの目覚めだからな。」
何か返事をしなければと声を出そうとしたがかすれて出てこない。戸惑っていた僕に女の人(白衣を着ているから医者だろうか)は2か月もの間眠っていたのだから仕方がないといっていた。
そのことに驚いた僕はそばにかかっていたカレンダーに目を向けると翌年の2月となっていた。
「お前が起きたことをほかの皆にも伝えなければな。」
では、少し席を外すからこのまま休んでいてくれ。
そういい席を女の人は席を外した。
明智はあの後のことを整理した。現実とは違うパレスの中、獅童パレスにて【心の怪盗団】と相対した。相手は人に恵まれて生きてきたまるで自分とは違う生き方をしてきた少年雨宮蓮”ジョーカー”。なぜ、こんなにも自分とは違うのかと恨み、憎しみを持って究極奥義ともいえるペルソナを暴走させてまで殺そうとした。でも敗北した。一度は【心の怪盗団】の一員になったけどそれを裏切り、支えてくれた冴さんを裏切り、挙句の果てに一時期仲間だった【心の怪盗団】のメン
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