第六話 発電所の調査
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を見せるエール。
ハイボルトのレーザーが着弾する直前にチャージバスターを真下に撃って、その勢いを利用してレーザーをかわしつつ、ハイボルトの真上を取ったのだ。
「ぐっ…だが…ここのエネルギーのほとんどは…既にセルパン様の元へ送られた…後は…セルパン様が…モデルV本体を発掘するだけだ…哀れなロックマン達よ…新たな世界で…裁きの雷に打たれるがいい…!セルパン様…新たなる…新世界を…っ!」
両断されたハイボルトはセルパンの理想の実現を願いながら大爆発を起こす。
「勝った…痛たた…ちょっとヴァン!女の子の頭を踏み台にするなんて酷いじゃない!」
「…………」
「ちょっと聞いてるのヴァン!?……ヴァン!?」
反応がないことにエールは怒って近寄るが、力なく倒れてしまったヴァンに慌てて駆け寄る。
「大丈夫だ。どうやら気絶しているだけのようだ…」
「でも随分弱っているようだね、早くガーディアンベースに連れていかないと」
モデルZとモデルXの言葉に安堵すると、早くガーディアンベースへと連れていかねばとヴァンを支えながら立ち上がると、ハイボルトの残骸から一つの金属が姿を現した。
それはモデルXとモデルZに良く似た物だ。
「もしかして、あれ…ライブメタル?」
「…俺の名は風のライブメタル…モデルH。ようやく自由になれた…英雄の力を受け継ぐ者よ…礼を言おう。」
モデルHが名乗った瞬間に、モデルZとモデルXが変身を解除してモデルHの元へ向かう。
「モデルH、エールにお前の力を貸して欲しい」
「モデルVを持つセルパンの力に対抗するには、僕達も力を合わせて戦う必要があるんだ…モデルH、君も手伝ってくれないかい?」
「モデルX様のご命令ならば喜んで…しかし、その者に俺の力を貸し与えるのに相応しいのかどうか…エール…だったな?お前は何のために戦う?」
「え?」
モデルHの問いにエールはきょとんとするものの、自分が戦う理由を言う。
「それは、セルパンを倒してモデルVの復活を止めたい…そしてヴァンを狙う奴らからも助けてあげたい…」
気絶しているヴァンを見遣りながら言うエールに対して、モデルHはヴァンに僅かだけ視線を遣ると、ゆっくりと言葉を紡ぐ。
「それで…争いは終わるのか?全てはモデルVの力に魅入られた、一人の男が始めたことだ。モデルVを破壊し、セルパンを止められたとして…人々が再び過ちを繰り返さないと言い切れるのか?」
「…………先のことは分からないよ。でも、アタシはセルパン達からジルウェやヴァンやプレリー達、運び屋の仲間、そしてアタシが会ってきたみんなを守りたい!今、みんなを守れるのはアタシ達しかいないんだ!何もしないで後悔なんてしたくないから!!」
そ
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