第74話
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、エリスが剣士として飛躍的に成長している事は興味深い話だな。」
ガイウスの疑問に答えたリィンの答えを聞いてある事に気づいたエリオットは複雑そうな表情をし、クロウは疲れた表情で溜息を吐き、ラウラは興味ありげな表情をした。
「それよりもリィン。団長達ともノーザンブリアで戦ったって言っていたけど、どうして団長達はノーザンブリアに現れたの?」
「……………フィーは猟兵王が猟兵団”北の猟兵を立ち上げた人物”に恩がある事は知っていたか?」
フィーの疑問を聞いたリィンは静かな表情でフィーに訊ね
「ん……”その話”も団長達から聞いたことはあるけど、どうしてその話をリィンが……――――――!”そういう事か。”」
「俺達にとっても気になる話を聞くだけ聞いて、自分一人だけ納得すんじゃねぇっつーの。」
「フィーちゃんは猟兵王がメンフィル帝国軍とヴァイスラント新生軍によるノーザンブリア侵略時にノーザンブリアに現れた理由がわかるのですか?」
リィンの問いかけを聞いてすぐに察しがついたフィーに仲間達が冷や汗をかいて表情を引き攣らせている中アッシュは呆れた表情で指摘し、エマはフィーに訊ねた。
「ん……多分団長は”西風の旅団”を立ち上げた際に世話になった人物――――――元ノーザンブリア公国軍所属にして北の猟兵を立ち上げた人物でもある”バレスタイン大佐”への”義理”を果たす為に北の猟兵達を逃がそうと思って、ノーザンブリアに現れたんだと思う。」
「バ、”バレスタイン大佐”って事はもしかしてその人はサラ教官の……」
「ええ……あたしを養子にしてくれたあたしにとって誰よりも大切だったパパよ。」
複雑そうな表情で答えたフィーの答えを聞いてある事を察したマキアスは驚きの表情でサラに視線を向け、視線を向けられたサラは静かな表情で答えた。
「……待てよ?先程ノーザンブリア侵略の際に”北の猟兵”達は”皆殺し”にされたとの事だから、まさかリィン君はサラ教官の父君の命まで――――――」
「それは”絶対にありえない”から心配無用よ。そもそもパパは随分前の”仕事”で”戦死”しているもの。」
ある仮説に気づいたアンゼリカが複雑そうな表情でリィンを見つめて推測を口にしかけたその時サラは苦笑しながら否定の答えを口にし、それを聞いたアリサ達はそれぞれ血相を変えた。
「…………すみません、辛い事を思い出させるような事を口にしてしまって。」
「いいのよ、もう随分前の事だもの。――――――それよりもリィン。もしかしてメンフィルがノーザンブリアをこちらの予想を遥かに超えた速さで侵略した理由はパパと”猟兵王”の関係を知った上で、この状況でノーザンブリアが滅亡の危機に陥れば”猟兵王”がノーザンブリアに現れると踏んで”あまりにも速すぎるノーザンブリア侵略”を実行したのかしら?」
アンゼ
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