暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第74話
[3/8]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
たのですから、その事に心より感謝しております。」
トワの言葉に頷いたツーヤは自己紹介をし、ツーヤに続くように自己紹介をしたプリネはアリサ達に謝罪し、それを見たユーシスとラウラは謙遜した様子で答えた。

「………お気遣いありがとうございます。」
「さてと。一通り話は終わったようだし、そろそろ”本題”に入りませんか?」
「それもそうね。ロゼと”紅き翼”の”代表者”として”艦長代理”のトワお姉さんと”Z組担当教官”のサラお姉さんは空いている席に座って。他の人達は壁側に並べている椅子に座ってちょうだい。」
二人の気遣いにプリネが会釈をすると、クロードが提案し、クロードの提案に頷いたレンはトワ達を見回して指示をした。
「うむ。」
「わかりました。」
「………その前に一つだけ確かめたい事があるわ。以前トワ達がラマールで”新生軍”と出会った際に新生軍に協力しつつ情報収集をしている”蒼の深淵”の話だと、”リィン達の部隊は近々先行部隊として既に到着していたメンフィル本国からの援軍の部隊と合流して本隊とは別の軍事作戦が行われることになっている”との事だったけど……その”先行部隊”とやらは灰獅子隊(あんたたち)の事で、”本隊とは別の軍事作戦”とやらは”ノーザンブリアの侵略”の事だったのかしら?」
レンの指示にローゼリアとトワが頷いたその時サラは厳しい表情でレン達に訊ねた。
「――――――正解♪最後の”特異点”を探す為に帝都(ヘイムダル)、クロスベルでそれぞれのメンバーが活動しているその日にメンフィル軍並びに新生軍による”ノーザンブリア侵略”が行われ……侵略したその日にノーザンブリアの首都である”ハリアスク”は両軍によって占領、当然故郷(ノーザンブリア)を守る為にハリアスクでメンフィル軍と新生軍を迎撃していた”北の猟兵”達は一人残らず皆殺しにされて、敗色濃厚を悟って国外へと脱出しようとした”北の猟兵”達も皆殺しにしたから、実質猟兵団”北の猟兵”は崩壊―――いえ、”消滅”したと言っても過言ではないでしょうね。」
「な――――――」
「「「……………………」」」
「き、”北の猟兵達を皆殺しにした”って……!」
「それも戦意が折られた事で国外へと逃亡しようとした者達の命も奪っていたとは、何と惨い事を……」
不敵な笑みを浮かべて答えたレンの話を聞いたアリサ達がそれぞれ血相を変えている中サラは絶句し、ロイド達は複雑そうな表情で黙り込み、エリオットは信じられない表情をし、ローゼリアは重々しい様子を纏って呟いた。

「”惨い”?北の猟兵――――――いえ、”猟兵という存在は畜生にも劣るゴミ共”なのですから、俺達は”ゴミ掃除”をしただけですよ。」
「そうだな。むしろこの世界に存在する大規模な猟兵団が一つなくなったのだから、猟兵団”北の猟兵”の消滅はこの世界の
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ