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戦姫絶唱シンフォギア〜響き交わる伴装者〜
戦姫絶唱シンフォギアG
第2楽章〜ネフィリムの目覚め〜
第9節「新校舎と新学期」
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噛むってどんだけ古典的なんだよ先生……。

まあ、こんな人だからこそ、生徒達から愛されているのだが。
性格面白くて授業も分かりやすい。あとこう見えて結構生徒思いな所もある、良い先生だ。

これでもう少し痩せてて、尚且つ常に給料を気にする発言さえなければ、きっと女性にもモテると思うんだけど……悲しき哉。天は二物を与えず。
独身のままアラサー目前を迎えてしまっているので、最近ちょっと焦っているらしい。ファイトだ先生。

「しかし、彼女がいるなら他にどんな悩みが……ハッ! そういう事か。さては風鳴クン、三日後の秋桜祭に気が向いてしまっているんだな? そうだろう?」

いや、否定も肯定もしていないのだが?
なんで「謎は全て解けた」みたいな顔してるんだこの人は。

でも、秋桜祭か……そういや、あと三日後なんだよな。

近くに開催を控えているリディアンの学祭、「秋桜祭」。
共同作業による連帯感や、共通の想い出を作り上げる事で、生徒達が懐く新生活の戸惑いや不安を解消する。そういう目的の元に企画されているのだとか。

そこに今年は合併へのお膳立てとして、アイオニアンと合同での学祭となっている。

この合併、表向きではリディアンの生徒数減少に加えて、共学により生徒達の学力の向上が見られ、更には合併する事で異性との交流によりコミュニケーション能力が上がるというメリットも存在する為、という事になっている。

実際、異性との交流から社会性が身につく、というのは道理である。
それにリディアンとアイオニアンは姉妹校、合併の流れにも不自然な点はない。

だがその裏には、国家機密の塊であるシンフォギアを扱う装者と伴装者を一箇所に纏める事で、機密保持の労力を削減できる……という思惑が存在するのである……。

アイオニアン同様、リディアンからは以前の後暗い側面──シンフォギア装者の選出、ならびに音楽と生体から得られる様々な実験データの計測等を行う研究施設としての機能は、現在では一時凍結。叔父さん達の意向で廃止に向かっている。来年にはきっと、ただの音楽校になっている筈だ。

まあ、こんな後暗い話を知っているのは俺だけで十分だし、皆には関係の無い話だ。
誰かに危害が及ぶわけでもなし、いちいち気にすることでも無いだろう。

寧ろ、響と一緒に学祭過ごせるじゃんラッキー、くらいに捉えておこうかな。

……ハッ、この結論になった時点で凪先生の言う通りでは!?

「図星みたいだねぇ……まったく! うらやまけしからん!」
「どっちなんですか!?」
「どっちもに決まってるじゃないか!」

凪先生は溜息混じりに天井を仰いだ。

「ともかく! 青春するのもいいが、授業はきっちりと受けるように。(チミ)達の学力は(ボキ)のお給
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