第二章
[8]前話
「オートミールは」
「そうよね、朝は何といってもね」
「オートミールだよね」
「そうね、あらそれなら」
ここで、です。ジマイマはケップに明るい笑顔で言いました。
「同じ好きな食べものがあったじゃない」
「オートミールだね」
「そうね、じゃあ今度ね」
「今度っていうと」
「一緒に朝ご飯食べない?」
ジマイマはケップに楽しそうに提案しました。
「オートミールが出たら」
「いいね、うちはよく朝にオートミール出るしね」
「朝ご飯の定番だしね」
「うちのご主人達もよく食べるし」
「それならね」
「明日にも出るかも知れないし」
「明日オートミールだったら」
次の日の朝早速出て来たらとです、ジマイマは提案しました。
「一緒に食べましょう」
「いいね、大麦を煮込んでそこにミルクをたっぷり入れた」
「朝のオートミールは最高だから」
「若し次にオートミールが出たらね」
「仲良く食べましょう」
そうしたお話をしました、そして翌朝早速でした。
オートミールが出てきました、するとジマイマは自分のオートミールのお皿をケップのところに持って行ってでした。
そのうえでケップと一緒にオートミールを食べます、勿論ケップの前には彼の分のオートミールがお皿の中にあります。
そうしてお互いにオートミールを食べてお話しました。
「オートミールは只でさえ美味しいけれど」
「朝は特にね」
「けれど一緒に食べたらね」
「余計に美味しいわね」
「そうだよね、じゃあまたオートミールが出たら」
「その時はね」
「こうして一緒に食べようね」
ケップはジマイマに笑顔でお話しました。
「その方が美味しいから」
「それがいいわね」
「朝から美味しいもの食べたら最高のスタートが切れるし」
「そうしましょう」
お互いにお話しました、そしてです。
一匹と一羽で仲良く食べました、そのうえで最高の朝をはじめたのです。
ケップとジマイマのお話 完
2019・12・11
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