暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダーディロード〜MASKED RIDER DELOAD〜
第二部〜雅、結婚騒動〜
仮面ライダージオウ ディロードライドウォッチ編
EP.EX04 2012:うしなわれたハジマリ
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た。」
藍音はミヤビの休みを学校に伝え、龍道と藍音はミヤビを車に乗せて、病院に向かった。
「お父さん、お母さん。これまで、ミヤビ君に何か変化はありましたか?」
「いえ、わかりません。」
「お父さん、ありがとうございます。結果からお話ししますと、ミヤビ君は対人恐怖症です。」
「そんな…」
「薬とかで、ミヤビを治せませんか?」
「落ち着いてください。今ミヤビ君に薬を使うのは極めて危険です。おそらく、薬を見ただけで、毒殺されると思ってしまいます。今は自宅療養を行って、お父さんお母さんのお二人で経過をお教えください。」
「わかりました。ありがとうございます。」
龍道達は自宅に帰る。
「藍音、俺、この道場を畳もうと思っているんだ。」
「お父さん、本気で言っているの?」
「俺達は、ミヤビに強く育ってほしいと思って育てた。だが、その結果が今だ。ミヤビには水土流を継ぐことは出来ない。それに、これからはミヤビのことで係がかかる。なら、ここで道場を畳んで、ミヤビの回復に専念する方がいいだろう。」
龍道達の生活は難が続いた。
「ミヤビ、ご飯出来たよ。大丈夫、ほら、食べても安全だから。」
藍音は一口ずつ食べて毒が無いことを証明する。ミヤビは藍音が出て行くことを確認すると、料理に手をつけ始める。そんな日々が始まる。誰かが毒味をしないとミヤビは食べようとしなかった。そして月日は流れて2019年6月3日になる。
「ミヤビ、ご飯出来たよ。」
藍音は扉を開ける。しかし、そこにミヤビはいなかった。
「お父さん、大変!ミヤビが!ミヤビがいないの!」
藍音は混乱した。
「やはり、そうなるか。」
「雅、どういうことだ?」
「ミヤビは、本当にこの世界での僕そのものだ。」
「雅とあいつは違う。雅は俺達の世界を救ってくれただろう。」
「それは、僕がディロードになれたからです。それに、僕が変われたのは、いろいろな世界を知れたからです。キノの旅を知って、まだ生きてみようと思えた。梨花達の奔走を見て、友達の大切さを取り戻せた。なのはとフェイトを見て、もう一度、誰かを信じてみようと思えた。だけど、ミヤビにはそれがなかった。だから、壊れるしかなかったんだ。桜井さん、これを見てください。これは、今僕が追っている怪人、アナザーディロードが誕生しない今日の新聞です。」
雅は侑斗に新聞の一面を見せる。そこには“23歳無職、観光客巻き込み自殺”と書かれていた。
「これは!?」
「ミヤビは、本来の歴史では今日、観光地で投身自殺をするはずだった。しかし、ミヤビはこの世界で存在出来ないディロードの力を手にしたことで、この世界は崩壊の危機を迎えています。とにかく、行きましょう。」
雅と侑斗はゼロライナーに乗る。
ミヤビは、観光地にある高層ビルの屋上にいた。
「も
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