第四話 運命
[3/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
で経験が浅いエールでも回避出来た。
その隙を突けばエールがジルウェを倒せる可能性は充分にあるが、もしダメージを与えすぎればジルウェを殺してしまう。
ただでさえ敵にボロボロにされていたのだから、これ以上のダメージは変身状態でも耐えられるのか分からないからこそエールはバスターを撃てなかった。
「ジルウェ…!」
「グ…ウオオオオオオッ!!」
ジルウェがセイバーを地面に突き刺すと、複数の光の柱が飛び出した。
「きゃあああ!?」
回避出来ずに直撃を受けたエールは地面に叩き付けられるが、何とか耐えることが出来たが、このまま反撃もしなければやられてしまう。
痛みと恐怖に震えるバスターを構えて必死にジルウェに呼び掛ける。
「止めてよ…!ジルウェ!目を覚まして!」
「グ…オオオオッ…!」
次の瞬間、上空から雷撃が降り注ぎ、雷撃の直撃を受けて倒れるジルウェ。
「……ジ…ジルウェ…ッ!」
「…モデルX、青のロックマン……モデルZ、赤のロックマン…この程度とは残念だ。どうやらガーディアンが見つけたライブメタルはただのゴミ屑だったようだな。
「だ…誰!」
声に反応したエールは咄嗟にバスターを向けると、先程の男達が姿を現した。
「…私の名はセルパン、全てを支配するライブメタル・モデルVのロックマンだ…!」
それを聞いたエールは驚愕で目を見開いた。
「セルパン…!?お前がセルパン・カンパニーの社長…!?」
「そうだ…覚えておきたまえ…モデルX…青のロックマン!」
「まさか…イレギュラーやジルウェを操ったのも、全部お前の仕業なの!?」
震えるバスターを構えながらチャージする。
それを見た少女は小さく呟いた。
「腕…震えてる…怒り…?それとも…恐れ…?」
「…フンッ、これならさっきの赤のロックマンの方がまだマシだったな」
「…よくも…ジルウェをっ!」
チャージバスターが撃てるくらいにまでエネルギーがチャージされたバスターを発射しようとするエールに対して、セルパンは少年の方を見遣る。
「…プロメテ」
「青のロックマン…お前のそれは勇気じゃない……ただの無謀だ」
「うるさいっ!」
「ふんっ!」
プロメテと呼ばれた少年の言葉にエールは叫びながらチャージバスターを放った。
しかし放った一撃は、容易く跳ね返されてエールに直撃する。
「くっ…!」
「ライブメタルの変身機能…R.O.C.K.システムで変身出来る選ばれし者、君のような者達を私はロックマンと呼んでいる。ライブメタルに選ばれた、我らロックマンこそ新たな世界の王となる者。だが…その程度の力ならば王となる資格はない」
セルパンはモデルVを掲げ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ