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ロックマンZXO〜破壊神のロックマン〜
第四話 運命
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で経験が浅いエールでも回避出来た。

その隙を突けばエールがジルウェを倒せる可能性は充分にあるが、もしダメージを与えすぎればジルウェを殺してしまう。

ただでさえ敵にボロボロにされていたのだから、これ以上のダメージは変身状態でも耐えられるのか分からないからこそエールはバスターを撃てなかった。

「ジルウェ…!」

「グ…ウオオオオオオッ!!」

ジルウェがセイバーを地面に突き刺すと、複数の光の柱が飛び出した。

「きゃあああ!?」

回避出来ずに直撃を受けたエールは地面に叩き付けられるが、何とか耐えることが出来たが、このまま反撃もしなければやられてしまう。

痛みと恐怖に震えるバスターを構えて必死にジルウェに呼び掛ける。

「止めてよ…!ジルウェ!目を覚まして!」

「グ…オオオオッ…!」

次の瞬間、上空から雷撃が降り注ぎ、雷撃の直撃を受けて倒れるジルウェ。

「……ジ…ジルウェ…ッ!」

「…モデルX、青のロックマン……モデルZ、赤のロックマン…この程度とは残念だ。どうやらガーディアンが見つけたライブメタルはただのゴミ屑だったようだな。

「だ…誰!」

声に反応したエールは咄嗟にバスターを向けると、先程の男達が姿を現した。

「…私の名はセルパン、全てを支配するライブメタル・モデルVのロックマンだ…!」

それを聞いたエールは驚愕で目を見開いた。

「セルパン…!?お前がセルパン・カンパニーの社長…!?」

「そうだ…覚えておきたまえ…モデルX…青のロックマン!」

「まさか…イレギュラーやジルウェを操ったのも、全部お前の仕業なの!?」

震えるバスターを構えながらチャージする。

それを見た少女は小さく呟いた。

「腕…震えてる…怒り…?それとも…恐れ…?」

「…フンッ、これならさっきの赤のロックマンの方がまだマシだったな」

「…よくも…ジルウェをっ!」

チャージバスターが撃てるくらいにまでエネルギーがチャージされたバスターを発射しようとするエールに対して、セルパンは少年の方を見遣る。

「…プロメテ」

「青のロックマン…お前のそれは勇気じゃない……ただの無謀だ」

「うるさいっ!」

「ふんっ!」

プロメテと呼ばれた少年の言葉にエールは叫びながらチャージバスターを放った。

しかし放った一撃は、容易く跳ね返されてエールに直撃する。

「くっ…!」

「ライブメタルの変身機能…R.O.C.K.システムで変身出来る選ばれし者、君のような者達を私はロックマンと呼んでいる。ライブメタルに選ばれた、我らロックマンこそ新たな世界の王となる者。だが…その程度の力ならば王となる資格はない」

セルパンはモデルVを掲げ
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