第四話 運命
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ごうエール」
モデルXの言葉に不安を感じて走るペースを上げ、セルパン・カンパニーの本社前に傷だらけになって倒れているジルウェと、見覚えのある男と二人の男女。
「……ジルウェッ!?」
「来たか…モデルX、青のロックマン…その力、試させてもらおうか」
男が何かを持った手を倒れているジルウェに翳す。
「ぐ…ううっ……来る…な、これ…は…罠…ぐっ…!うああああああああっ!」
男が持っている何かから妖しい光が放たれ、ジルウェの体を呑み込み、光に呑み込まれたジルウェは苦しそうに絶叫した。
そして光が消えた直後にジルウェはゆっくりとした動作で立ち上がる。
「ジルウェ!一体どうしたの!?」
「……エール…!オレヲ…オレヲ、ウテ…!」
ジルウェは落ちていたZセイバーの柄を掴むと、光刃を発現させる。
そして目が赤く光った瞬間、セイバーを構えてジャンプ斬りを仕掛けてきた。
「エール!」
モデルXがエールの体を動かし、ジルウェの攻撃をギリギリで回避させる。
「ジ、ジルウェ…?」
いきなり攻撃してきたジルウェにエールは動揺する。
「ダアッ!!」
しかしそんなエールに構うことなくダッシュからの突きを繰り出してくるジルウェ。
ダッシュジャンプで何とか回避するエール。
「エール、ジルウェは操られているんだ!モデルZ!聞こえるかい!?モデルZ!ジルウェの変身を解くんだ!」
モデルXがモデルZに語りかける。
変身が解ければ今のエールなら暴れようとジルウェを押さえることが出来るのだが、肝心のモデルZからの反応がない。
「モデルZ!?まさか、意識を封じられている…これではジルウェを倒すしかない…」
「そんな!?ジルウェを…ジルウェを倒すの!?」
「変身が解除されるくらいのダメージを与えれば、彼を死なせずに済む…」
「…ジルウェ……」
「ヌウッ!!」
チャージを終えたセイバーによる一撃、チャージセイバーが繰り出される。
衝撃波とそれによる地面の破片がエールに襲い掛かる。
「っ!やっぱり駄目!ジルウェを攻撃なんて出来ない!」
「エール!?」
「ジルウェ、お願い止めて!!」
エールが必死にジルウェに呼び掛けるが、操られているジルウェにエールの叫びは届かず、縦横無尽に飛び回りながらセイバーによる突きを繰り出し、エールはそれを何とか回避する。
ここに来るまでの戦闘で経験も積んだものの、それでもライブメタルに触れるまでは一般人であったエールとガーディアンのメンバーであるジルウェでは簡単には埋められない程の経験の差があるのは言うまでもないが、今のジルウェは操られており、動きが大振りになっているので隙が多くなっているの
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