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仮面ライダー エターナルインフィニティ
第四百二話 結束その九
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「俺も訓練に参加するよ」
「そうするか」
「ああ、ただな」
「ただ。どうしたんだ」
「いや、良太郎達に何か話してないことあった気がするんだよ」
 ここでだ、ラミリアにこんなことも言った。
「一つな」
「あったか?」
「最重要事項の一つをな」
「物凄く大事なことか」
「それを一つ話してない気がするんだよ」
「そうなのか」
「一体何だったんだろうな」 
 リムルはスライムの身体になって考える顔で述べた。
「一体」
「そこはわからないんだな」
「というか思い出せないな」
「そうなんだな」
「何だったかな」
 かなり真剣に考えたら思い出せなかった、だがこの日の夜リムルはその忘れていたことが何かわかった。
 砂になっているイマジン達を見て納得した顔で彼等の間にある不気味な紫色の何かを見て言った。
「ああ、これだったか」
「おい、これ何だよ」
 砂の塊の一つがモモタロスになって言ってきた。
「一口食って死ぬかって思ったぞ」
「いや、ナオミちゃんのクッキーの変わったのかって思ったらね」
 今度はウラタロスが出て来た。
「壮絶だったよ」
「これは猛毒やな」
 キンタロスも出て来た。
「絶対に」
「そうだね、まずいなんてものじゃないよ」
 砂の塊の一つが今度はリュウタロスになった。
「凄かったね」
「うむ、これを作った者は天才だ」
 最後にジークが出て来た。
「劇薬製造のな」
「それ毒じゃないからな」
 リムルはイマジン達にこのことを断った。
「紫苑の作った料理だ」
「毒じゃねえのかよ」
「その形だとクッキーか」
 他の者にはおぞましい紫色の何か、顔さえ見えるそれを見てリムルはこれまでの経験から推察して述べた。
「多分な」
「そうか、あのデカ女のか」
「デカ女って紫苑か」
「背も胸もでけえからな」
 それでとだ、モモタロスはリムルに答えた。
「この仇名にしたぜ」
「そうなんだな」
「ああ、とにかくあいつが作ったものか」
「紫苑の料理はいつもそうなんだ」
 イマジン達にこのことを話した。
「下手に食ったらそうなるぞ」
「いやあ、食べる前に知っていたらね」 
 ウラタロスは少し苦笑いの口調だった。
「よかったよ」
「俺等やないと死んでたで」
 キンタロスははっきりと言い切った。
「良太郎や侑斗には食わせられん」
「だから俺達も食わないんだよ」
「僕一回食べて死にそうになりました」 
 ゴブタも言ってきた。
「危なかったっすよ」
「こんなの作れるとかある意味凄いね」
 リュウタロスも唸ることだった。
「僕達イマジンだからね」
「人とは味覚が違うよな」
「やっぱり君達ともね」
 リムルと彼の仲間達ともというのだ。
「やっぱりね」
「それでもか」
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