第四百二話 結束その八
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「そうだった」
「ミリムもだったしな」
「あいつでもそうだからな」
同盟の中で最強の彼女でもというのだ。
「とんでもない強さだ」
「全くだな」
「お前の力でもだからな」
「全くだったぞ」
ラミリアはリムルにくつろぎつつ答えた。
「勝てなかったぞ」
「そうだったよな」
「とてもな」
それこそというのだ。
「勝てる相手じゃないぞ」
「これが仮面ライダーか、けれどな」
「せめてだな」
「あの人達と何人かがかりでも互角にしないとな」
「駄目だな」
「イマジン数体一人で倒せるとかな」
そこまでの強さはというのだ。
「無理だ」
「それでだな」
「今はどれだけ劣勢でもな」
「訓練をつけさせてもらうな」
「ああ、そして強くなってな」
そのうえでというのだ。
「イマジンが出て来たら戦うか」
「そうするな」
「さもないとな」
リムルはラミリアにさらに話した。
「勝負にならないだろ」
「その通りだな」
「正直イマジン達の強さは半端じゃないだろ」
「うむ、魔王である私も認めるところだ」
「そんな連中を一度に数体倒そうというならな」
それこそというのだ。
「今のままじゃ絶対に無理だ」
「だから訓練だな」
「それあるのみだよ」
「ならだ」
ここでラミリアはこんなことを言った。
「お前の捕食を使ったらどうだ」
「おい、良太郎達にか」
「ははは、仲間を食うのか?」
「そんな筈ないだろ、仲間食うとか有り得ないだろ」
それこそとだ、リムルはラミリアに返した。
「問題外だよ」
「私もしないぞ」
「あのな、俺の身体はどんな生ものも捕食出来る8だ」
「だからライダーの二人もだな」
「出来るさ、しかしな」
それでもというのだ。
「味方なんて食うか」
「そうだな」
「間違ってもな」
「ならイマジンを食うか」
「あいつ等食えるのか?」
この時点で疑問だった、イマジン達については。
「無理っぽいが」
「それはどうしてだ?」
「あいつ等あの身体だぞ」
彼等の外見からの言葉だった。
「金属多いだろ」
「そういえばそうだな」
「金属とかは苦手なんだよ」
「まずい」
「相当にな」
「だよな、食わない方がいいな」
リムルもこう考えた。
「捕食出来ても」
「私もそう思うぞ」
「まあ味覚消すことは出来るけれどな」
「なら食うか?」
「いや、やっぱりいい」
リムルはどちらにしてもイマジン達は食べないことにした、これまでこの特殊スキルで色々な力を備えてもきたが。
「あの連中を食うよりもな」
「訓練だな」
「こっちの方がよっぽどいいしな」
こう考えているからだというのだ。
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