第四百四十五話 相変わらずの男
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第四百四十五話 相変わらずの男
かつて夜の十時からの報道番組で司会をしていた人がラジオで日本の上司の一番偉い人のマスクについて批判していました。
ですがその批判を聞いて日本は眉を顰めさせました。
「バカゴロウ発言から全く変わっていませんね」
「九州のあの時のお話ですね」
「はい、この人十八年間ずっとでしたね」
日本は妹さんにお話しました。
「ああでしたね」
「不況の時は毎日不況不況と言っていましたね」
「そして国民の皆さんを沈ませていました」
別のテレビ局の十一時からの報道番組の司会者と一緒にです。
「病は気からです」
「不況と言われると余計に沈みます」
「そしてご本人は年五億頂いていました」
「何処が不況でしょうか」
「そして今もこれですか」
「本当に変わらない人です」
心からこう思うのは妹さんも同じでした。
「ほうれん草のダイオキシン報道は酷かったです」
「謝罪は頬杖ついてでしたし」
「こんな人の言うことを聞いてはいけないですね」
七十五歳になってもこれです、十八年間垂れ流し続けた害毒を今もラジオで垂れ流し続けています。
第四百四十五話 完
2020・4・21
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