第三話 ガーディアンベース
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では判断がつかなかった。
そしてフルーブのラボにエールが入ると、既にジルウェがモデルZを渡しており、データのコピーを終えたところだった。
「やあ、お待ちしていましたよ。早速ですが、ライブメタルを貸してもらえますか?」
エールはモデルXをフルーブに渡すと、フルーブはモデルZ同様にデータをコピーする。
「…………………………これでよしと、ありがとうございました。データはコピーしたので、これはお返していたします」
コピーを終えて返してもらったモデルXを受け取ると次の瞬間、ベース内で警報が鳴った。
『エリアDにイレギュラー反応出現!戦闘要員は地上への転送後、ベースからの指示を待て!繰り返す!エリアDにイレギュラー反応出現!戦闘要員は地上への転送後、ベースからの指示を待て!』
「エリアDと言えば…セルパン・カンパニー本社の近くじゃないか…!」
「お二人共、今、街に戻るのは危険です。とにかく司令室へ行きましょう」
動揺する二人にまずブリッジに向かうように促すと、エールとジルウェはブリッジに向かった。
ブリッジに入ると、プレリーが迎え入れた。
「どうやら…“敵”が本格的に動き出したみたいですね」
「敵…?ただのイレギュラーじゃないってことか?」
プレリーの言葉にジルウェが反応すると、彼女も頷いた。
「エールさんが拾ったチップからイレギュラーを操るためのプログラムを発見しました。恐らく何者かがイレギュラーを操り、襲撃に見せかけて…あなた方が運んでいたライブメタルを 奪おうとしているのでしょう。」
「警備隊は…セルパン・カンパニーの警備隊は何をしてるのさ!?」
イレギュラーから市民を守るべき警備隊は何をしているのかとエールが尋ねるが、プレリーから返ってきた言葉はあまり良いものではなかった。
「街でパトロールしている警備隊が戻るには時間がかかります。今、ガーディアンの地上部隊がエリアDへ向かっていますが…」
エリアDに向かった地上部隊のメンバーから通信が来た。
『こちら地上部隊!イレギュラーが居住区に向かってきています!現在、エリアDハイウェイ上で交戦中!』
「…このままじゃ…街の人達が…!」
通信を聞いたエールはブリッジを飛び出そうとし、それを見たフルーブが慌てる。
「エールさん!?一体どこへ!?」
「ライブメタルがあれば…アタシだってあいつらと戦えるんだ…!」
「落ち着け、エール!ライブメタルを持っていったら真っ先に狙われるぞ!お前はまだ戦いの経験が浅いんだ!危険すぎる!」
「それじゃジルウェはこのまま何もせず見てろっていうの!?このままじゃ街の人達がまたイレギュラーに襲われちゃうんだよ!?アタシやヴァンが母さん達を失ったみた
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