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戦姫絶唱シンフォギア〜響き交わる伴装者〜
戦姫絶唱シンフォギアG
第1楽章〜黒の装者達〜
第1節「不穏な足音」
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もんねッ!」
「二人とも、今のは狙って言ったわけじゃない……よな?」
「「えっ?」」

純の言葉に思わず顔を見合わせる二人。
気付いてないようなので、純はクスッと笑って盾を構える。

「ったく、お前らは……。背中は預けたからな」
「任せてッ!」
「心得た」
「クリスちゃんには、指一本触れさせねぇぜ!」

四人はそれぞれ背中を合わせると、各々の武器を握った。

「ギュッと握った拳、1000パーのThunderッ!」

響が歌い始めると共に、クリスと翔は空中のノイズ達へと向けて光の矢を放つ。

「先手必勝ッ!」
「オラオラオラァッ!」

〈流星射・五月雨の型〉
〈QUEEN's INFERNO〉

連射される光の矢は地上から空中へ、さながら雨のように空を裂き、ノイズ達を貫いていく。

空中への攻撃手段を持つ二人が仕留め損ね、爆煙に紛れて突貫しようとするノイズは、響と純が倒す。隙の無い布陣だ。

跳躍した響はフライトノイズ達を拳で、脚で、演武でもしているかのように次々と粉砕していく。

クリスの背後を狙ったノイズもまた、純が投擲した盾に切り裂かれていく。

頑強だが縁は鋭く、ギアで強化された膂力で投げればフリスビーの要領で回転し、敵を切り裂くブーメランとなるアキレウスの盾。

翔から進められた海外ヒーロー映画は、純の中でしっかりと活かされていた。

「君だけを(守りたい)だから(強く)飛べぇぇぇぇぇぇぇぇッ!」

響と純の奮闘により、大技を放つのに充分な隙が生まれた。

クリスはアームドギアを、クロスボウ型から弩弓に変形させ、クラスター弾としての性質を持った大型矢を放つ。

大型矢は空中へと突き進みながら、どんどん細かく分裂・拡散していく。

ノイズの群れの更に頭上まで到達し、そして矢は雨と共に降り注ぎ、一掃する。

〈GIGA ZEPPELIN〉

爆発するノイズ達。その爆煙を切り裂いて飛行する、一体の巨大なフライトノイズがいた。

「あいつが取り巻きを率いてやがるのかッ!」
「名付けるなら翼獣型、という所か」

クリスは翼獣型ノイズに狙いを定めると、スカート部分のミサイルポッドを展開した。

「うおおおおおおおおおおおおッ!!」

〈MEGA DETH PARTY〉

しかし、追尾してくる全てのミサイルを、翼獣型ノイズは急旋回を繰り返す事で相殺させる。

そう簡単に撃ち落とされてはくれないらしい。

「だったらぁぁぁぁぁッ!!」

〈BILLION MAIDEN〉

アームドギアをガトリング砲へと変形させ、翼獣型ノイズへと向けて一斉掃射する。

翼獣型ノイズはこれもまた避けるが、今度は違った。

頭部周囲に存在していた、
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