五十八匹目
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ボックスから木片とグリモワールと皿を取り出す。
皿に木片を乗せ、グリモワールを開く。
左手でグリモワールを持ち、右手を皿に乗せた木片に翳す。
「チェンジ・セルロース・トゥ・スクロース」
左手に込めた魔力がグリモワールに記述された魔方陣を通り、錬金術が発動する。
翳していた手をどけると、そこに木片はなく、白い砂糖だけがある。
「どうぞ。砂糖です。舐めてみますか?」
純度100パーセントのセルロース。
ただただ甘いだけの粉末だ。
この国で流通している褐色の砂糖と違い、各種ミネラルが入っていないので比較的健康に良くない。
リオネ様が錬金した砂糖を一摘まみ舐める。
「本当に砂糖ね…」
「と、まぁ、これと同じ事を丸太とかでやってるので備蓄は十分なのですよ」
何故か悔しそうなリオネ様。
クリスティナ様に下がるよう言われたので奥に引っ込む。
注文書を取り出し、注文の品を用意する。
ホットケーキミックスは……。
薄力粉と塩が無い……。
しょうがない。サイダーとソファーだけでも用意するか…。
練乳は砂糖とレシピ渡すので妥協してもらおう。
牛乳はうちも余裕があるわけじゃないしな。
ってそう言えばクリスティナ様達はアイテムボックス使えるんだろうか…?
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