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ストライクウィッチーズ 流星の白虎と暴れ馬のウサギ
第2部
取り残された者達……。前編
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、そこには複数の上陸用舟艇が海岸を目指し、まっすぐに進む様子が見え、その船内にはフル装備の陸戦ウィッチ隊が出番を今か、今かと待っている様子があった。
(もう後には引けない感じか……)
その様子を見て、覚悟を決めた俺はボーガンをギュッ!と握りしめ直しつつ、直ぐに傍にいた大尉にこう指示を出す。
「大尉。総員に攻撃準備をさせろ。始めるぞ……」
この俺の指示に対し、大尉が「了解しました」と復唱を返した瞬間、突如として、夜中だと言うのに突然、昼にでもなったかの様に空が明るくなる!!
(何だ!?)
俺と大尉だけではなく、その場にいたコマンド隊員全員が空を見上げた瞬間、そこにはネウロイの放った照明弾と思わしき火の玉が降ってくるのが見えた。
(くそっ!やっぱり罠だったか!!)
胸の内でそう思った次の瞬間には、次々とネウロイの攻撃が俺達に降り掛かる!!
攻撃が始まると同時に、数人の部下達がネウロイの攻撃の餌食となり、激しい爆音と土煙と共に弧を描いて宙へと飛んでいく。
「うわぁっ!」
「ぐわっ!!」
「落ち着け、総員伏せろ!反撃用意……(ドゴォーンッ!!)!?」
部下達の間に動揺が走る前に反撃の指示を飛ばそうとした俺の耳に凄まじい轟音が聞こえてくる。
その音のした方に視線を向けると、そこには沖合から陸戦ウィッチ隊を上陸させるべく海岸に接近していた上陸用舟艇がネウロイの砲撃を受け、轟音と共に爆炎を上げ、”乗っていた陸戦ウィッチ隊のウィッチ達の肉片をまき散らしながら”、沈んでいく様子だった。
(クソっ!だから、作戦を中止するべきだったんだ!!)
その様子を見て、ネウロイへのなのか、司令部へなのか、何処へ向けたら良いのか分からない怒りを抱えていると、直ぐ側にステン短機関銃を手に匍匐前進してきた大尉がこう報告してくる。
「ジャック中佐、総員準備完了です!」
「よし……こうなったら、もうヤケクソだ!目の前にいるネウロイを全てぶっ潰せ!!奴らにコマンドを……人類を舐めるなって事を教えてやれ!!!」
そう大尉に言いながら、俺はボーガンを背中に回すと、腰の鞘に入れていたクレイモアを引き抜くと、一瞬ネウロイの攻撃が止んだ瞬間に立ち上がり、こう叫ぶ。
「全コマンド隊員、予定の陸戦ウィッチ隊との合流地点まで前進せよ!行くぞ、コマンドォォオォーッ!!!!!!!!」
「「「「「「「コマンドォォォオオォオオオォーーッ!!!!!」」」」」」」
俺の叫びと共に一斉に伏せていたコマンド隊員達が各々の武器を手に立ち上がりつつ、声帯をぶっ壊さんとばかりの叫び声を上げ、降りしきるビームと爆炎の嵐の中、敵陣を目掛けて一気に突撃していくのだった……。
…
……
………
その頃、真正面からの殴
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