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ストライクウィッチーズ 流星の白虎と暴れ馬のウサギ
第2部
取り残された者達……。前編
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の周囲に守る様に中距離沿岸砲型、対空砲型、レーダー型、戦車型のネウロイがビッシリと集まって護衛している事が判明した訳だ。
それから、しばらくの司令部内における派閥争いの末、このネウロイに対する攻撃作戦をブリタリア軍が担当する事となり、俺を含めたブリティッシュ・コマンドス所属のウィザード隊員に始まり、チャーチル歩兵戦車型の陸戦ストライカーユニットを装備した陸戦ウィッチ隊で編成された地上攻撃隊を始め、上空支援に当たるブリタニア海軍所属の空母”アークロイヤル”に所属する艦載ウィッチ隊、更にはブリタニア海軍が誇る戦艦”プリンス・オブ・ウェールズ”を始めとする艦船5隻を派遣し、これを撃破する作戦を立てたのだ。
その作戦の内容としては、まず最初にアークロイヤル所属のウィッチ隊が上空支援に当たる中、ブリティッシュ・コマンドスと陸戦ウィッチ隊が上陸し、中距離沿岸砲型ネウロイ等を撃破し、それらの砲撃が及ばない海域を確保した後、速やかに沖合にいる戦艦プリンス・オブ・ウェールズが進出し、大型沿岸砲型ネウロイの懐に潜り込むなり、一気に砲撃し、大型沿岸砲型ネウロイを撃破、それと同時に速やかに陸戦隊は脱出……といった物だ……。
因みに作戦におけるコード名は、俺達コマンドが『ナイト』、陸戦ウィッチ隊が『チャリオット』、航空ウィッチ隊が『ドラゴンライダー』、そして戦艦プリンス・オブ・ウェールズを旗艦とする艦隊が『ロイヤル』といった感じである。
この作戦を最初に聞いた時、正直思ったよ、「そんなに美味くいくか?」ってな……。
俺だけじゃない、陸戦ウィッチも、航空ウィッチも、戦艦や空母の搭乗員たちも揃って同じ反応だ……。
だが、上からの命令である以上、軍人である俺達は任務を遂行しなければならない訳であり、それが職務である。
そして、その職務を忠実に推敲した結果が”今の状況”である……。
んで、今の状況を簡単に説明すると、まず俺の率いるブリティッシュ・コマンドスの隊員は全体10割として、約4割がディエップの海岸で”肉塊”に成り果て、約4割が動ける、動けないを問わずに負傷し、残る2割が”何とか戦える”と言った感じだ……。
これだけでも、十分に悲惨な結果だが、更に酷いのは陸戦ウィッチ隊だ……指揮官であるエオナ中尉、副指揮官のフルータ少尉が戦死した事に始まり、部隊の7割が戦死、残りの2割が負傷。戦えるのは、残る1割……数10人だけと言う悲惨を極めし状況だ。
そして上空支援に当たっていたアークロイヤル所属のウィッチ隊及びプリンス・オブ・ウェールズを始めとする艦隊に至っては、一人残らず全滅……言ってしまえば、お亡くなりになり、今じゃシャコの餌になり果てている……。
んで、これらを踏まえた上で、俺の気持ちを言わせてもらおう……。
ハッキリ言って、今の
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