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ストライクウィッチーズ 流星の白虎と暴れ馬のウサギ
第2部
取り残された者達……。前編
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…砂利と角度の相互作用により、ストライカーユニットの履帯ユニットにユニットの限界を超える張力が掛かり、破損してしまったのだ。

この現状を前に指揮官のウィッチは苦虫を100匹程、一気に噛み潰したような表情を浮かべながら、こう言い放つ。
「運命は私達を見放したって言うのか!?」
指揮官がそう恨み言の様に叫ぶ中でも、ストライカーユニットが行動不能に陥った陸戦ウィッチ達は、次々と屠られていく。
「ぎゃあアアアッ!!」
「んああ゛っ!!」
一人、また一人とネウロイの攻撃が直撃し、次々に肉片へと変り果てながら、ディエップの海岸を地に染めていくウィッチ達。
そんな状況を目の当たりにし、指揮官のウィッチは大声で声を張り上げた。
「生きているウィッチは、直ちにストライカーユニットを放棄!己の脚で任務を遂行するぞ!!」
「りょ、了解っ!」
「了解っ!!」
「分かりました!!」
この指揮官の指示に対し、生き残ったウィッチ達は、もはや使い物にならないストライカーユニットを次々と捨てて、己の脚で任務を遂行するべく動き出す。

だが、己最大の武器であるストライカーユニットが使えない今、彼女達は、もはや”普通の少女”と何ら変わりない存在と同じである。
そんな彼女達がストライカーユニット無しで、ストライカーユニットを装着している時と同じ行動ができるはずもなく、一人、また一人と屠られていく。
こうしてディエップの海岸は”地獄絵図”そのものへとなっていく……。
「うわあああっ!足が無い!!私の足がああっ!!」
「衛生兵!早く!!エミリーが……うがっっ!?」
とある場所では、ネウロイの攻撃を受け、足を切断したウィッチが血を吹き出しながら、のたうち回る。
そんな友を助けようと必死になっている戦友のウィッチが、一瞬頭を上げた瞬間、頭に攻撃が直撃し、まるでスイカに銃弾を撃ち込んだかの様に辺り一面に血やら、脳やら、眼球やらをぶちまけながら絶命する。
「ひっ……、ひぃいぃぃぃ……っ!!」
そのブチマケレられた血やら、脳やらを浴びた別のウィッチは恐怖が限界を超えた余り、失禁・脱糞し、アンモニアと腐乱臭を漂わせながら、己のズボンを黄色や茶色に染め上げていく。
「も、もういやぁぁぁっ!!」
そんな仲間達の凄惨な状況を前に、完全に心が折れてしまったウィッチが武器を投げ捨て、その場から逃げようとするが、彼女の背中を目掛けネウロイの放った攻撃が直撃、彼女は断末魔を上げる間もなく体に大穴を開け、そこから大量の血やら内臓やらを垂れ流して、絶命する。
「ハハッ……、ハハハッ……、あはははは〜ぁ!!」
別の場所では、それらの光景を目の当たりにし、精神に異常を来したウィッチが笑いながら、隠れていた場所から飛び出すなり、ネウロイの砲撃の直撃を浴び、ブーツだけを残し、絶命する
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