第十一幕その十一
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
「実に新しく珍しい作物であるな」
「その頃新大陸は発見されていなかったから」
「我々はジャガイモを知らなかった」
「影も形もなかったんだったね」
「全くな」
「そうだったんだね」
「だからだよ」
セト神はさらに言います。
「私も長い間食べるどころか存在すら知らなかったが」
「このオズの国ではだね」
「よく食べている」
「そうなんだね」
「このお祭りでは出ていないが明日にでも食べよう」
「それがいいね、ジャガイモを食べると」
ハンクは笑顔でセト神に応えて言いました。
「それだけで幸せになれるしね」
「うむ、ではな」
「明日にでもだね」
「ジャガイモを食べるとしよう」
古代エジプトのお祭りの中で、です。ハンクはセト神とこうしたお話もしました。その後セト神は親友同士であるトト神と仲良くワインを飲んでハンクを踊りに誘いました。それでハンクも踊りを楽しみました。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ