暁 〜小説投稿サイト〜
オズのハンク
第十一幕その十一
[1/2]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
「メジェド神を探す旅になるとも思わなかったし」
「お祭りにもね」
「参加出来るなんて」 
 それこそというのです。
「本当にね」
「思わなかったね」
「そうよ、何が起こるかわからない」
「それがオズの国だね」
「そのことを実感しているわ」
 トロット自身がというのです。
「心からね」
「そうだよね」
「そう、それでね」
「今はだね」
「このお祭りをね」
「楽しんで」
 そしてというのです。
「過ごしましょう」
「それがいいわね」
「私達も踊って音楽を聴いて」
「飲んで食べて」
「そうしてね」
 そのうえでというのです。
「楽しみましょう」
「僕達もね」
「私もまた踊るし」
 今は休憩中なのです。
「貴方もね」
「うん、また食べるよ」
「そうするわね」
「レタスをね」
「レタスが本当に多いわよね」
「このピラミッドの中はね」
「セト神の好物のせいか」
 それでというのです。
「随分とね」
「それがね、僕にとってもね」
「嬉しいのね」
「そうだよ、だからね」
「また食べるのね」
「そうさせてもらうよ、あとパンもね」
「古代エジプトのパンね」
 どうしたパンはかトロットもわかりました。
「あのパンね」
「うん、あのパンもね」
 是非にというのです。
「食べようね」
「そうするのね」
「黒いパンだけれど」
「黒パンも美味しいわね」
「これはこれでね」
「だからなのね」
「また食べるよ」
 古代エジプトの黒いパンもというのです。
「是非ね」
「そうするのね、そういえば私もね」
「パンはだね」
「ずっと白いパンしか食べていなかったわ」
 そうだったというのです。
「最近は特にね」
「白いパンばかりで」
「黒糖パンもね」
 白砂糖ではなく黒砂糖を使って焼いたパンです。
「こちらもね」
「食べていなかったんだね」
「ご飯を食べることも多かったし」
 こちらもというのです。
「あとジャガイモもね」
「ジャガイモだね」
「ここではあまり縁がないけれど」
 ピラミッドではというのです。
「それでもね」
「確かに僕達ジャガイモよく食べるね」
「何かっていうとね」
「マッシュポテトにフライドポテトに」
「他にもジャガイモのお料理多いし」
「そのまま茹でてバターを乗せてもいけるし」
「ジャガイモはいいものだ」
 ここでセト神がトロット達のところに来て言ってきました。
「実に美味い」
「あれっ、セト神ジャガイモも好きなんだ」
「基本野菜は何でも好きだ」
「レタスだけじゃないんだ」
「左様、それで私はジャガイモもよく食べるのだよ」
「そうだったんだね」
「ただ古代エジプトにはなかった」
 そのジャガイモはというのです。

[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ