第十一幕その九
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「その人のイリュージョンもね」
「研究しているのね」
「今はね、恵梨香からお話を聞いて」
恵梨香はカルロス達と一緒です、オズの国の名誉市民の子達はメジェド神と一緒に楽しく踊った後は内臓のお料理を食べています。
「それでなのよ」
「イリュージョンもなのね」
「しているから、けれど学びはじめたばかりで」
それでというのです。
「これから身に着けていくわ」
「そうしていくのね」
「私達はね」
「古代エジプトの魔法は」
その時のことをお話するイシス女神でした。
「そういうのはなかったから」
「面白いのね」
「とてもね」
実際にというのです。
「私から見ても」
「貴女はよくそう言うわね」
「そう、だからね」
それでというのです。
「私もどんどんね」
「魔法を学んでいくのね」
「そのつもりよ」
「私からお話を聞いて」
「そうしていくわ」
こうお話するのでした、ワインを飲みながら。
ワインはカエルマンも飲んでいます、見れば一緒にスライスして焼いた大蒜やチーズを入れたレタスのサラダも食べています。
そのサラダをクッキーと一緒に食べていますとそこにセクメト女神が来てこんなことを言ってきました。
「楽しんでいるみたいね」
「この様に」
「そうさせてもらっています」
「それなら嬉しいよ、やっぱりね」
女神はお酒もサラダも楽しんでいる二人にワインをさらに差し出しつつそのうえでこうも言ったのでした。
「お祭りの時は音楽に踊りに」
「お酒もご馳走も」
「そちらもですね」
「楽しまないとね」
本当にというのです。
「駄目だよ、だからあたしもね」
「飲まれていますな」
「お酒を」
「さっきはビールを飲んでね」
そうしてというのです。
「今はワインもだよ」
「飲んでだね」
「楽しまれていますね」
「そうだよ、飲んで飲んで」
そうしてというのです。
「楽しむよ」
「ちょっと、あんたは飲み過ぎたら駄目よ」
ここでバステト女神が来て言ってきました。
「暴れたり潰れたりするから」
「今は大丈夫だよ」
「よくそう言うけれどね」
それでもというのです。
「あまりね」
「飲んでもなのね」
「駄目よ」
そこはというのです。
「本当にね」
「じゃあ飲み過ぎないといいんだね」
「いや、そう言ってもね」
それでもと言うバステロ女神でした。
「あんたいつも飲み過ぎて」
そしえてというのです。
「暴れるか潰れるかだから」
「駄目なのね」
「そうよ」
「やれやれね」
「そう言ってまだ飲むし」
「いいじゃないかい」
「仕方ないわね、じゃあ飲み過ぎた時は」
バステト女神は奥地をへの字にさせて言いました。
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