第四百二話 結束その六
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「それでだよ」
「そういうことなんだ」
「五人揃ったフォームもあるしね」
「フォームって色々な変身した時の姿があるんだ」
「そうなんだ、僕達それぞれのフォームもあるしね」
「それで良太郎さんと一緒に戦ってるんだ」
「そうだよ」
「俺は侑斗とだ」
デネブも子供達に話した。
「野上に憑いたこともあるがな」
「何かデネブさんって烏みたい」
ゲイルはデネブの顔を見てその鳥を思い出した。
「何か」
「似てるか」
「何処となく」
「キンタロスさんは熊みたいだし」
クロエは彼を見てその生きものを連想した。
「何かそれぞれの生きものみたい、イマジンって」
「おう、俺は熊や」
その通りだとだ、キンタロスはクロエに答えた。
「そやから暇やと寝てる」
「冬眠するのね」
「そう思ってくれてええ」
言いながら顎に右手を当てて首を右に曲げてゴキッ、と鳴らした。
「実際にな」
「それじゃあ」
「仲良くやっていこうね」
リュウタロスは子供達に陽気に話した。
「皆でね」
「こっちこそね」
アリスはリュウタロスに笑顔で応えた。
「宜しくね」
「それでスサノオに勝とうね」
「イマジンに」
「そうしようね」
「これで全員揃ったか」
ジークも子供達を見ている、そのうえでの言葉だ。
「ではファイルを読み終わればな」
「ああ、いよいよな」
「訓練をしよう」
「お手柔らかにとは申しませぬ」
ガビルは畏まって述べたがその動作は何処かユーモラスだ。
「全力でお相手願いたい」
「そうじゃないと訓練にならないからな」
桜井がガビルに応えた。
「そうさせてもらう」
「それでは」
「よし、やってやりましょう」
「俺達にも良太郎さん達滅茶苦茶強いのわかりますけれど」
「全力で訓練をするか」
ガビルの手下達は主に続いた、そうしてだった。
リムル達はライダー達と実戦を念頭に置いた訓練を行った、ソーカは自分の訓練が終わってから言った。
「恐ろしい強さですね」
「全くだ」
蒼影がソーカに応えた。
「手も足も出なかった」
「蒼影殿までとは」
「あの強さならだ」
蒼影はその目を鋭くさせて話した。
「実際にだ」
「多くのイマジン達を一度に倒せても」
「頷ける」
それだけの強さがあるというのだ。
「そのことに」
「確かに。私もです」
「あの強さを知ったな」
「まさに鬼神です」
そこまでの強さだとだ、ソーカは蒼影に答えた。
「お二人共」
「全くだな、フォームの使い方もだ」
これもというのだ。
「見事だ」
「臨機応変に使われていて」
「そしてだ」
そのうえでとだ、蒼影はさらに話した。
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