第四百二話 結束その一
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第四百二話 結束
艦艇の会議室は欧風の整ったものだった、後ろの窓に解放感がある。
良太郎達はリムル達と向かい合ってそれぞれの席に就こうとした、だがここでリムルはこう提案した。
「同盟だけだと俺が盟主だからこの椅子でもいいが」
「それよりもですか」
「ああ、円卓の会議室に移るか」
こうリグルドに答えた。
「そっちの方がいいか」
「それでは」
「折角部屋に入ったけれどちょっと部屋を替えるか」
リムルはライダー達に話した。
「良太郎達は同盟にはいないからな」
「それでだね」
「ああ、仲間でも同盟に入ってないならな」
それならというのだ。
「俺が盟主の座に座っていたら不都合だからな」
「別にそんなのこだわらなくていいだろ」
「そういう訳にもいかないだろ」
モモタロスにもこう返した。
「だからな」
「ここはか」
「ああ、円卓の部屋で話そう」
「そこにここにいる奴全員座ってだな」
「それで話そうな」
「あんたがそう言うならいいさ」
モモタロスもこれで納得した。
「じゃあな」
「ああ、部屋を替えような」
「それじゃあな」
こう話してだった、一同は円卓のある部屋に入ってそこでそれぞれの席に就いた、だがリムルは席に就いてまた言った。
「クロエ達はまだか」
「あの子達には後で話すということで」
紫苑が人間の姿になっているリムルに答えた。
「それでどうでしょうか」
「そうするか、今いないならな」
「仕方ないですね」
「ああ、元々出たら中々帰ってこない連中だしな」
「ではあの子達は後で話すということで」
「今はこの面子で話すか」
「わかった、なら俺達から話させてもらっていいな」
桜井はリムルの言葉を受けて言った。
「それでいいな」
「いいぞ、じゃあな」
「話すな」
「それじゃあな」
こう話してだった、そのうえで。
ライダー達もジュラの森の者達もお互いの世界そして自分達のことを話した、するとまずガビルが言った。
「何と辛い戦いを経てこられたのか」
「ですよね」
「良太郎さん達すげえな」
「そんなとんでもない戦いをしてきたんだな」
ガビルの後ろに立っている彼の三人の手下達も続いた。
「凄いとは感じていたけれどな」
「予想以上だよ」
「本当に凄い人達だな」
「このガビル、思うことしきりでありますぞ」
「全くだ、今までずっと戦ってきてるしな」
今度はカイジンが言ってきた。
「あんた達も大変だったな」
「全くだよな」
「ああ、どれだけ辛かったか言葉で言い表せないだろうな」
「・・・・・・・・・」
「本当にこの人喋らないね」
リュウタロスはガルム、ドルドと続いて一言も喋らなかったミルドを見て仕草を入れて突っ込
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