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【完結】RE: ハイスクール D×D +夜天の書(TS転生オリ主最強、アンチもあるよ?)
第1章 これから始まる物語
第4話 魔法少女はじめました
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ぎ」という名前のぬいぐるみ――は、いまでもあたしの宝物だ。
――――原作の「ヴィータ」が好きだったぬいぐるみを参考にした手作りらしいが、あたしの嗜好にぴったりだった。
うぬぼれでなければ、一番近くであいつの成長を見守ってきたのは、姉貴分のあたしだろう。
――――だから、あたしだけは、はやてがしてきた努力とその成果を認めてやらなくてはならない
あいつが一人で立ち上がれるように背中を押し、危なくなったら助ける。
過剰に甘えさせれば、成長して独り立ちしたとき苦労するのは、はやて自身だ。
したがって、適度な距離を保ちながら、接しなければならない。
嬉しそうにこちらを見つめる姿には、苦笑してしまう。
「晩飯は任せる。その代わり、デザートにアイスをつけてくれ」
「はいはい、わかったよ。えっと、ヴィータ姉は、どのアイスが好きだったっけ――」
――――やれやれ、手のかかる妹だぜ
◇
『シュベルトクロイツ、セットアップ』
――『Jawohl』
リインフォースとともに夕飯の買い物に行った帰り道。バイサー討伐の場面で、うまくグレモリー眷属と居合わせることができた。
すぐさま、騎士甲冑――防護服(バリアジャケット)のベルカ版――を展開し、援護に回る。そこで見た光景は、衝撃的だった。
戦いには全く素人であるはずの兵藤一誠が、パンチ一発で、決して弱くないバイサーをのしてしまったのだから。
援護といっても、シールドくらいしか使わなかった。
ボクとリインフォースも支援要員として、最低限の活躍はできたと思いたい。
ちなみに、ボクのデバイスは、原作アニメにでてきた騎士杖と同じだ。ボクの身長をやや超えるくらいの短槍に、十字の穂先がついている。
名前がつけられていなかったので、原作通りに「シュベルトクロイツ」と名付けた。
『すげえ、銀髪ボインのお姉さんがいるだと!?』
『ボクの家族を厭らしい目でみないでくれないかね?』
『え……どうしてここに八神さんが――もしかして、八神さんも悪魔だったのか』
『それは違うな、兵藤君』
『一誠君。彼女はワケありでね。詳細は明日の放課後でもいいかしら?』
『……先輩がそういうのなら』
『構わないさ。ボクも早く帰って、夕飯の支度をしたいからね』
騎士甲冑も、これまたほぼ原作通りだ。
白い大きめのキャスケットとオーバーコートを着込み、背中に4対の小さな翼が生えている。
相違点としては、太もも丸出しの丈の短いタイトスカートが、スラックスに変更されている点がまずひとつ。
もうひとつは、天使や堕天使連中と区別するために、背中の翼を、黒から赤に変えてある点だ。赤色にした理由は、ヴィータ姉の騎士
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