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【完結】RE: ハイスクール D×D +夜天の書(TS転生オリ主最強、アンチもあるよ?)
第1章 これから始まる物語
第3話 終りの始まり
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、楽しみに待っていますからね!!」
「みんな大げさだなあ」
「とんでもないです!駒王学園『三大』お姉さまとご一緒できる機会なんて、滅多にありませんから」
 
 
 ――――『三大お姉さま』という称号である。 
 原作では、リアス・グレモリーと姫島朱乃の二人が、駒王学園の二大お姉さまを構成していた。
 しかし、この世界では、八神はやてが、ちゃっかりと加わっている。
 ボクは、特別なことをした覚えはない。……ないのだが、

 『凛々しい』
 『かっこいい』
 『男らしい』

 といった風評が、中学校時代には既に流れていた。
 いつの間にか『お姉さま』と呼ばれ、当時は生徒会長を務めていた。
 駒王学園に入り、一時は鳴りを潜めたものの進級したことで、再燃したようである。
 ――困ったことに、同級生にまで、お姉さまと慕われているようなのだ。 
 たしかに、前世の性別やら年齢やらを考えれば、妥当な評価なのかもしれないが……。

 
 と、まあ、益体もないことを考えつつも、
 兵藤一誠とレイナーレのデートを覗き続けていたら――――


(結局、原作通りになったか)
(そのようです。リアス・グレモリーに感づかれる前に、帰宅します)
(ありがとう、ザフィーラ)

「――――よし。これで一安心だな」
「はやてお姉さま、何が一安心なんですか?」
「ん?ああ、冷蔵庫の中身を思い出していてね。今晩は、豪華にしようと思っているんだよ」
「まあ、そうでしたの。お姉さまの料理は絶品ですものね」

(ククク。人気だな、お・姉・さ・ま)
(からかわないでくれよ、ヴィータ姉)




 
 ――守護騎士とは、主に仕える騎士である


 主を守り、主と戦い、主のために死ぬ。
 このことに、疑問を持つことはなかったし、いまでも思いは同じだ。
 

 ――しかし、仕えるに値する主であるか否かを考えたことはなかった


 主を盲信し、敵はすべて薙ぎ払い、感情を殺し命令に従う。
 忠義といえば聞こえはいいが、自ら考えることを放棄し、
 感情のない機械の如く言われた通りに動く。

 
 ――まるで、道具のようだった


 たしかに、歴代の主達の多くは、我々を道具として扱った。
 しかし、全ての主が、初めから我々を、道具としてみなしていたわけではない。
 むしろ、我々の方が、機械であろう、道具であろうと頑なになっていたのではないか。
 永遠ともいえる期間、仕える主を選ぶことができなかった我々は、
 ときに、理不尽な命令をうけた。
 ときに、モノとして、扱われた。


 ――だからこそ、感情を廃し、「道具」たらんとしていたのではないか


 心優しい主と出会い、感情を思い
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