暁 〜小説投稿サイト〜
【完結】RE: ハイスクール D×D +夜天の書(TS転生オリ主最強、アンチもあるよ?)
第1章 これから始まる物語
第2話 はじまりは突然に
[2/4]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
モノが、「オリ主」と呼ばれる転生者である。
二次創作界では、――俗に「神様転生」「異世界転生もの」と呼ばれるジャンルとして――大勢力を築いている
「あははは!ザフィーラにぴったしじゃねえか。なあ、シグナム」
「私の口からは、何も」
「わたしは、ザフィーラを応援していますよ」
「フォローになっていないぞ。マスターも酷なことをいいなさる」
「ごめんよザフィーラ」
「む、むう。主が気になさることはない。愛称をもらえるとは、盾の守護獣の誉である」
((それはそれでどうなんだろう))
――っていう認識をボクはしている。
まあ、だいたいこんな感じである。たぶん。きっと。
つまるところ、ボクは、転生モノの例にもれず、ハイスクールD×Dという作品の世界に転生したのだろう。
ただ、そのわりには、前世のプロフィールは思い出せない――なぜか、オタ知識はある――ことは、不可解だ。
死ぬ間際の記憶も。神様とあった記憶も。どんな転生特典を頼んだのかも――全く覚えていないのである。
転生先や、転生特典を選べるパターンが主流にも関わらず、だ。
まあ、テンプレはあくまでテンプレであるから、そこまで気にする必要はないだろう。
「それじゃ、これで皆そろったね」
推測になるが、夜天の書は、転生特典で得たのではないだろうか。
それならば、説明がつく――ボクが、「八神はやて」なのも。バグが修復されているのも。無尽蔵の魔力も。
なにはともあれ。昨日、クラスメイトの兵藤一誠――彼こそが、原作主人公様である――が、他校の美人さんに、告白されたという話を聞いた。
原作に描写されていた一幕である。
つまりは――――そういうこと。
「では、いただきます」
「「「「「いただきます!」」」」」
2度目の人生。
――2回目の現世における家族。
2度目の高校生活。
――2年目の高校における新生活。
ボクは、すべてひっくるめて、いまの生活が気に入っている。
けれども、ボクの学校――駒王学園――が、原作と呼ばれる物語の舞台であり、台風の目になることを「知っている」。
だからこそ、出来る限りの準備をしてきたのだ。あの日、決意し、決断した日からずっと――待ち続けてきた。
さあ、今日もいい天気だ。学校へ行くとしよう。
「いってきます」
――――大切な家族と暮らしていくために。
◆
「とうとう『原作』とやらが始まるのですね」
わたしは、長らく破壊の権化として、次元世界に災厄をもたらしてきた。
もはや、思い返すことが億劫なほどの昔から、最悪のロストロギア「闇の書」として、恐れ
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ