暁 〜小説投稿サイト〜
【完結】RE: ハイスクール D×D +夜天の書(TS転生オリ主最強、アンチもあるよ?)
第1章 これから始まる物語
第1話 決意の日、決断の日
[2/7]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
かしながら、「夜天の書」をつけ狙う不届き者が現れる可能性は、残念ながら非常に高いた。あえて、原作に関わることで、予期せぬ事態を避けられるかもしれない。


 つまり、日常を守るために、強くなろうと思ったら、非日常との関わりは避けられないということだ。
 前述した通り、強い力に惹かれて、利用しようとして、あるいは潰そうとして、厄介事は向こうからやってくるだろうから。


 原作主人公の「兵藤一誠」と「ボク」は、同い年なので、まだ7年前後時間がある。判断は保留でいいだろう。

 事件の後始末に協力してくれたサーゼクスさん――いきなり原作の登場人物。しかも魔王――と相談したうえで、駒王町に在住する間、お詫びとして、グレモリー家の庇護を受けられることになった。生活の目途がたち、原作開始までの貴重な時間を自由に使えるようになったことは、非常にありがたい。


 ――この日より、「ボク」こと「八神はやて」は、動き出す。


 前世では、「ハイスクールD×D」と呼ばれていた物語の世界――けれども、確固たる「現実」として、「ボク」は認識できていた――で、この世界の住人として、生き抜くと決めたのである。
 未来情報ともいえる「原作知識」――アドバンテージになる半面、囚われ過ぎると命取りになりうる――を片手に、望む未来へと歩き始めた。


 「リリカルなのは」の世界で畏怖されたロストロギア『夜天の書』のマスター――夜天の王――として、相応しい人物になれるように、理不尽に負けないように、強くなろうと決意したのであった。
 

 全て打倒し、何人たりとも手出しできないくらい強くなることが、「ボク」の目標である。危険が潜む、非日常に飛び込む決断を「ボク」はしたのだった。


 矛盾しているようだが、世の中というやつは、世知辛いものである。とにかく、くじけぬことが肝要だ。「僕」は、及び腰になりそうな「ボク」を叱咤した――何度も何度も繰り返しながら。


 ――――あれ?「僕」は、もっとのんびりした性格だったはずなのに。やはり、人生を変える事件に巻き込まれたことが原因だろうか。あるいは、「ボク」がうまれた影響で、性格まで変わってしまったのだろうか。


 後から振り返ってみれば、この決断が、「八神はやて」の運命を決める分水嶺だったのかもしれない――――もっとも、当時の「ボク」は知る由もなかったが。




 こうして、ボクは決意と決断をするに至った。しかしながら、もっとも大きな――九死に一生を得られた――判断は、サーゼクスさんと相対してすぐ、互いに自己紹介したときだろう。つまり、夜天の王になって直後、まだ現状を把握することができずに、混乱していたときである。


 サーゼクスさんから、夜天の書について、当然、
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ