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ヘタリア大帝国
TURN39 怪獣姫その六
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「私も一度聞いたけれどあの子も覚えていない話」
「そうなのか」
「気付けばここにいて私達と一緒に暮らしていた」
 人間達とだ。そうしているというのだ。
「ずっとそうしていた」
「そうなのか。怪獣も覚えていないのか」
「そう。他に話すことは」
「いや、これでいい」
 充分だとだ。東郷は答えた。
「済まないな。色々聞いてしまった」
「いい。それで私はこれからは」
「ここにいて怪獣と共にいてくれ」
 彼女の仕事をだ。そのまま続けてくれというのだ。

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