暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Last Episode:
Finis autem somnim
Saga1インターミドルへ向けて〜Alpine’s obstacle course〜
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わけにはいかないよね。わたしは力強く頷き応えて、「どりゃぁぁぁぁ!」もう1度全力の蹴りを打ち込む。すると今度は「いった! 7m到達!」ってルールーが言ってくれた。
「次はネットアップダウン! 高さ5mのネットの壁を越えて、高さ50cmに張られたネットを匍匐前進で進むコースの複合アスレチック!」
「ネットの壁から降りるときは飛び降り禁止ね〜」
リヴィの言葉に内心がっくり。飛び降りればタイム短縮が出来るのにって。しょうがないからネットの壁の頂上を跨いで乗り越えて、足元を確認しながら地面まで急ぎつつも慌てて落下しないように気を付けて降りきる。そして匍匐前進でネットの下を潜れば攻略完了だ。次は小川の両岸を繋ぐ飛び木を渡る。
「さぁ、次はウォールタックル! レーンに置かれた3kg、5kg、7kgの壁の順々に押して行って、最終的に14kgとなる3つの壁をストッパーまでも押すアスレチック!」
「ヴィヴィオ、もうちょっと! 頑張れ!」
15mのレーンのスタート位置に着いて、最初の3kgの壁を押す。そしてゴツンと2つ目の5kgの壁にぶつかって、8kgになった2枚の壁を押す。最後は7kgの壁とぶつかって計14kgの3つの壁を「う〜ん、う〜ん!」頑張って押し続ける。
(中腰になるから結構キツイぃ〜〜!)
でもなんとかクリアして、「次!」のアスレチックへ。ルールーが「はい! 次はウォールリフト!」って紹介。さっきの3つの壁を押すウォールタックルに似て、今度は持ち上げて進んで行くっていうもの。
「ふんっ・・・むぅ〜〜〜!」
最初の6kg、次の8kg、最後の10kgの壁を「でぇーーーい!」なんとか持ち上げてクリア。肩で大きく息をしながら「あと2つ!」のアスレチックを見据える。
「次は射撃訓練用アスレチック・ストラックアウト! 指定のパネルを魔力弾1発で撃ち抜くアスレチック! ちなみに誘導操作系は禁止だから直射系でね!」
「じゃあ、まずは1番から行ってみようか!」
何も無い中に空間パネルが12枚と展開された。これまでの木製・鉄製のアスレチックとは違って、ストラックアウトは魔法科学によるものだった。とりあえず地面に描かれた白線の前に立って、「ソニックシューター!」を1発だけ生成。
「(1って書かれたパネルを狙って・・・)ファイア!」
空間パネルは小さい上に一定間隔で上下左右のどれかに移動するから、それを念頭に狙いを付けて撃たないと。わたしの放ったシューターは1番パネルを撃ち抜いて砕いた。さらに2番から12番のパネルを、何度か外しながらも粉砕。
「よしっ! あとは・・・!」
「最後はそり立つ壁! 球状にくり貫いたかのように湾曲してる壁を駆け上がって、てっぺんに手を引っ掛けて腕力でよじ登る!
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