暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Last Episode:
Finis autem somnim
Saga1インターミドルへ向けて〜Alpine’s obstacle course〜
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ー!」

ファビアさんが号令すると同時、ルールーとリヴィが正反対に向かってダッシュ。2人の着てるベストを繋ぐゴムロープがピンッ!と張って、2人のダッシュが止まった。そこからはステージの両端の在る半球状のクリスタルを目指して、ルールーは四つん這いで、リヴィは重心を落として前に倒れこむように進む。

「くぅぅ・・・! 力じゃ(リヴィア)に勝てないぃ〜・・・!」

ルールーが踏ん張りきれずに引っ張られてく。そしてリヴィがクリスタルに手を付くと、クリスタルから光の花火が打ち上がった。

「対戦相手によりますけど、足腰を鍛えるのに良いみたいですね」

アインハルトさんが目をキラキラさせてる。うーん、わたしで相手になるかな〜。

「このパワーフォースの同タイプとして、1つの壁を押し合って相手を端っこまで追い詰めるパワーウォールがあるよ」

「コレだね」

「やってみようか、コロナ?」

「え? うーん、負けちゃうかもだけど、やってみようかな」

15mのレールの中央に1枚の壁があって、コロナとリオが壁を隔てて押す体勢になった。そしてルールーの「レディ・ゴー!」の号令で、2人は「っ!」壁を押し合い始めた。コロナも鍛えて足腰が強くなってるから、一方的な試合じゃないけど、「むぅ、ダメぇ・・・」スタミナじゃリオの方が圧倒的で上。だからリオの押す壁に押されたコロナが負けちゃった。

「コロナ、良い試合だったよ!」

「ありがとう、フォルセティ君!」

「うん、惜しかったっ。あとはスタミナだね。あーでも、コロナはゴーレムマイスターだから、そっちを優先で鍛えるのか〜」

「うーん。一応は格闘戦の練習もするんだけど、パワーフォース(コレ)で勝てる未来は見えないかも」

「これならあたしでもアインハルトさんに勝てそう!」

リオがそう言って笑うものだからアインハルトさんが「その挑戦、受けて立ちます」燃え始めた。リオが困ってる顔を浮かべる。冗談のつもりだったんだろうけど、アインハルトさんは割りとトレーニングとか試合とかにすぐ燃えるから、気を付けた方がいいって・・・うん。

「じゃあさ。2人でうちの自慢の妹(リヴィア)のタイムに挑んでみてよ。試作機具タイムアタック。大人モードまでは許すけど、強化を始めとした魔法は使用不可ね?」

ルールーは胸を張って挑発的な目でわたし達を見た。わたし達は顔を見合わせて、「やります!」強く頷き返した。そしてわたしとリオとアインハルトさんは、インターミドルでは大人モードで参加するから・・・。

「クリス!」

「ティオ!」

「ソル!」

わたしはうさぎのぬいぐるみの外装をした“セイクリッド・ハート”を、アインハルトさんは仔猫の外装をした“アスティオン”を、リオはベル
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