暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Last Episode:
Finis autem somnim
Saga1インターミドルへ向けて〜Alpine’s obstacle course〜
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屋で泊まっちゃダメってことか?」

「そう! だから僕は1人で寝るから」

「ルシルさんも結構厳しいんだな〜。ま、そういうことならあたしが2階に行くから、フォルセティ、お前はヴィヴィオ達の隣の部屋で寝ろ。隣なら別に構わねぇだろ? 前回の合宿や、シャルさん家でもそうだったしな」

「ま、まぁそれなら・・・」

「決まりだな。あ、そうそう。話しやすいからってあんまし夜更かしすんなよ? 明日には八神家の皆さんが来るからな」

なのはママ達は仕事のスケジュール都合が合わなくて不参加だけど、八神家の皆さんはちょうど都合が良くて、明日に合流することになってる。それになのはママ達は今回ダメだったけど、来月の合宿にはスケジュールを合わせてもらえることになってるから、練習会で鍛えてもらおう。

「それじゃあフォルセティ。着替えるからまた後でね」

「うん」

ドアを閉めて、念のために鍵をかけた。フォルセティはさっきのやり取りのとおり、ルシルさん譲りの紳士さんだから覗きなんて絶対にしないだろうけど。うん、念ため、万が一、だ。

「アインハルトさん、なんかそわそわしてるみたいですけど、どうしました?」

わたしの隣で脱いだ服を畳んでるアインハルトさんの様子がそんな感じだったから、ちょっと尋ねてみた。

「あ、いえ。すいません。練習会というものが今から待ち遠しく」

「なるほどです! 実は言うとわたしも今からドキドキしてますよ!」

「あたしもー!」

「大人の人たちとの練習会は私たちも初めてだから、私は期待半分恐怖半分だったり」

コロナの考えも解かる。大人たちを交えてのチーム戦って、わたし達は全然経験がない。シャルさんのお家でお世話になっていた頃も、わたしを狙う最後の大隊っていう組織への対応であんまりシャルさん達と試合できなかった。

(八神家の皆さんは、古代ベルカ式の騎士。つまり近接戦闘のプロだ)

インターミドルに参加する競技者の大半は魔法戦に自信のある魔導師で、わたし達チームナカジマのように近接格闘戦技者は少ない。でも、はやてさんとルシルさんとアインスさんは、魔法戦に優れた騎士でもあるから、すごく為になる練習になりそう。

「とりあえず魔力量には制限掛けてもらえるから、魔力量の差で負けちゃうことはないと思う」

下着姿になってたわたしがそう言った直後、バンッと!勢いよく窓が開いて、外から「技と技のぶつかり合い!」ルールーが叫んで、さらに「相手は正真正銘のベルカ騎士!」リヴィが続いた。2人はすでにトレーニングウェアに着替え終えていて、驚いてるわたし達を見て「まだ着替えてないの?」って聞かれた。

「あ、ごめん! すぐに着替えるから!・・・って、ルールー、リヴィ。窓閉めて」

「誰も居ないから
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