暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Last Episode:
Finis autem somnim
Saga1インターミドルへ向けて〜Alpine’s obstacle course〜
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ら、フォルセティも「お父さん、結構そういう伝手があるみたい」自慢げに胸を張った。どうやらその建築会社はセレスさんの実家のミュンスター・コンツェルン系列だったみたいで、知り合い価格で建ててもらったとのこと。

「ルーちゃん。奥に建設途中の物があるけど、アレも宿泊施設?」

ロッジやコテージの奥には、宿泊施設にしては長方形すぎる骨組みが建てられてた。そんなコロナの疑問にルールーは「アレ? アレは体育館だね。屋内用のトレーニング施設にする予定」って答えた。

「ジムに在るようなトレーニング器具を少しずつ揃えてくつもり。雨の日とかはアスレチックを使うのは危ないから」

「なんか、本格的に合宿所みたいなことになってきたね〜」

「そうだよ、フォルセティ。チームナカジマはもちろん、その他の競技者たちを招くのも良いと思うんだよね。ママも賛成してくれてるし♪」

「ええ。一応ホテルアルピーノとしての運営をするから。・・・っと、それじゃあルーテシア、リヴィア、ファビア。みんなの応対をお願いね。お母さんはお昼の準備をしておくから」

「「はーい!」」「うん」

「じゃあ私とリヴィアもトレーニングウェアに着替えてくるよ」

「ファビアはどうする? ヴィヴィオ達のトレーニングを見学する?」

「うん。それでいい」

メガーヌさん達がアルピーノ邸に戻っていったのを見送って、わたし達は改めてロッジへ歩を進める。2階建てのロッジは、1階には子供なら6人まで寝られる特大サイズのベッドのある大部屋1部屋と、3人用寝室が1部屋。2階には2人用寝室が6部屋。あと屋根裏。

「今回も大部屋にしようよ!」

「さんせー!」

「携帯端末やデバイスが無くても、ベッドで寝落ちするまでお喋り出来るからね!」

「はい! 限界までお話しましょう!」

わたしが大部屋を目指すと、リオ、コロナ、イクスって続いてくれて、アインハルトさんも「は、はい!」慌てて追いかけてくれた。大部屋に入って、着替えなどが入ったボストンバッグを部屋の隅に置く。

「僕は2階の部屋に行くから〜」

廊下からこっちを見てたフォルセティがそう手を振るから、わたしは「えー」って不満を漏らす。隣にもう1部屋空いてるんだから、そっちで寝ればいいのに〜って。

「隣はノーヴェが泊まると思うし・・・」

「あ? なんだ、フォルセティ。あたしと一緒で1階の部屋で良いじゃねぇか。あたしは別に気にしねぇぞ?」

ノーヴェがそう言うと、フォルセティはビシッと右手の平をノーヴェに向かって突き出して「男女七歳にして席を同じゅうせず、だよ」うんうんって頷いた。みんなで首を傾げてると、「お父さんから教わったんだ」フォルセティが胸を張った。

「あーつまり、7歳以上の男女は同じ部
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