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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
始まりの章-世界は終わった、しかし物語はここから始まる-
その日少年(ぼっち)は、運命(ひきこもり)と出会う
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り、辺りを見回す。
すると、

「大丈夫?」
「は?」

目の前に、誰かがいる。
こちらに手を差し伸べ、心配そうな表情で俺を見ている。

「お前…。」

生憎、俺はモテない。
女友達もいないし、大丈夫だなんて声をかけられたことも無い。
しかし、目の前にいる子は…そのメガネの奥の目は本気で心配そうな眼差しで俺を見つめている。

あと、女友達はいないといったが、その子は見覚えがあった。
何度も何度も見た。飽きるほど見た。
けど、こうして会うのは初めて。
初対面だ。
その子とは

「おっきー?」

倒れた俺に手を差し伸べたのは、
紛うことなき刑部姫。
そう、ここで俺は…

『運命』と出会った。
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