第四百一話 移動その十六
[8]前話 [2]次話
「それでだよ」
「ああ、俺達が戦ってるイマジンとはか」
「僕達はまた別でね」
「それでか」
「イマジンはイマジンでもね」
「それぞれなんだな」
「僕達が戦うイマジンはね」
彼等はというと。
「スサノオの手の中にあると言っていいからね」
「そうした連中だからか」
「ああした風なんだ」
「外見も違うんだな」
「元に憑いていた人達も違っている」
このことはデネブが話した。
「その人の心が影響すると考えてくれ」
「だからああした外見なんだな」
「俺にしても侑斗と共にいるからな」
デネブはあえて憑いているとは言わなかった、事実自分と桜井の関係はそうしたものだと考えているからだ。
「この姿だ」
「俺にしても良太郎と一緒におるしな」
キンタロスも言ってきた。
「この姿やな」
「そこで首をゴキッとやるのもですか?」
朱菜は言い終わると自分の顎に右手をやって首を右に捻るキンタロスのその仕草を見て突っ込みを入れた。
「そちらも」
「これは単なる癖や」
「そうですか」
「気にせんといてくれ」
「では」
「何はともあれかなり揃いましたので」
紅丸がリムルに言ってきた。
「それでは」
「ああ、官邸に移ってな」
「そこでお話をしましょう」
「いい加減そうしないとな」
「では」
「今度こそ本当に行くか」
こう話してだった、一行はリムルの案内を受けてそうして同盟の中心部にある白亜の官邸に入って。そしてそこでお互いの詳しい話をするのだった。
第四百一話 完
2019・11・23
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ