TURN38 獅子団その六
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うのだ。
「万が一があったらね」
「その時はか」
「日本に下ればいいから」
こう長老に話のだった。
そしてだ。次に共にいるオーストラリアにも述べた。
「君もね。その時はね」
「独立でごわすな」
「君が選べばいいから」
彼にもこう言うのだった。
「その時はね」
「総督さんはどうするでごわすか?」
「僕?」
「そうでごわす。どうするでごわすか?」
「僕はね」
総督は微笑んでだ。こうオーストラリアに答えた。
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