ターン24 十六夜の決闘龍会
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む。その全身に細かいひびが入ったかと思うと、その身を覆う鋼鉄の装甲が一斉に弾け飛んだ。
「未来求める龍の魂の輝きに、世界の生命がひとつとなりて呼応する。シンクロ召喚、レベル8。ライフ・ストリーム・ドラゴン!」
☆7+☆1=☆8
ライフ・ストリーム・ドラゴン 攻2900
「ライフを直接削るお主のような相手に対しても、わらわには対応の準備ができておる、ということじゃ。ライフ・ストリームがシンクロ召喚に成功した時、わらわのライフを4000へと変動させることができる。これは回復ではないゆえに、そのたぐいのメタカードも機能せぬぞ」
笹竜胆 LP600→4000
「そんな……!」
盤面を崩すことを放置してまで削ったライフが、初期値にまで蘇る。強大な龍たちの戦線を前に、墓地墓地の恨みによって半壊状態に持ち込まれた少女の布陣はあまりにも無力だった。
「オッドアイズ・ウィングの効果を発動。その攻撃力が100あるクノスぺの効果を無効とすることで、攻撃されない効果と攻撃力上昇効果の両方が使えなくなるのう」
二色の眼がこのターンも煌めき、その眼光に見据えられたクノスぺの蕾からみるみる色が引いていく。
E・HERO クノスぺ 攻100→0 守900→1000
「身を守る効果を持たぬ闇鬼、そして効果を無効としたクノスぺ。どれ、このバトルフェイズで幕引きとなるかえ?まずはオッドアイズ・ウィングで闇鬼に攻撃じゃ、凄風のディフィートストライク!」
再び渦を巻く風をその身に宿し、純白の龍が迫る。しかし力なく立ちすくんでそのまま突き刺されるかに思われた闇鬼の体が、その寸前で動いた。左半身を犠牲にしてでもその一撃を受け止め、空いた右腕の爪が迂闊な接近戦を選んだ覇王たる龍の顔面へとカウンター気味に叩きこまれる。
「速攻魔法、決闘融合−バトル・フュージョンです。私の融合モンスターが戦闘する攻撃宣言時、その攻撃力を戦闘相手の攻撃力分だけアップさせます!」
「なるほど。ならば必然として相打ち、かのう」
覇王白竜オッドアイズ・ウィング・ドラゴン 攻3000(破壊)→M・HERO 闇鬼 攻0→3000(破壊)
「じゃが、覇王たる龍は決してただでやられはせぬぞ。オッドアイズ・ウィングはその更なる効果により、破壊されたとしてもわらわのペンデュラムゾーンへと移動する」
弾き飛ばされたオッドアイズ・ウィングが、突如として笹竜胆の右に立ち昇った青い光の柱に受け止められる。その中に入り込んだ純白の巨体の下には、光で描かれた10の文字が。
「抵抗も今度こそ品切れかの。ライフ・ストリームでクノスぺに攻撃じゃ、ライフ・イズ・ビューティーホール」
鋼鉄の外殻を纏っていた時の名残か、ドライバーのような武器を
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