暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンゼロ〜救世主達〜
ifとか短編
if:Diary_Alouette's Good Day
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てるんだよね?」

「うん」

「だったらアルエットちゃんが自分で考えて付けないと駄目だと思う。子供に与える名前ってのはね、名前を付ける人がこうなって欲しいとか、たくさんの願いを込めて付けられるものなの。実際、他の人に聞いて出してもらった名前、アルエットちゃんからすればピンと来なかったんじゃない?」

「う、うん…」

「あのベビーエルフ達がどんな子になって欲しいのか、どんな名前にしたいかはアルエットちゃんにしか分からない。だから参考にするくらいは良いけどやっぱりアルエットちゃんが考えないとね」

やはりベビーエルフの名前はアルエットに考えさせて付けさせるのが一番だ。

やはり自分はエックスから聞いたベビーエルフのマイナスイメージが付き纏ってしまい、どうしてもアルエットが望むような名前は考えられない。

「それじゃあどうしよう…」

「難しく考える必要はないよ。アルエットちゃんの想いを名前にすれば良いんだし」

「私の思ってること。新しいエネルギーを作ってくれますように。お祈りは届きますように。作ると…お祈り。ルインお姉ちゃん。この言葉、名前に出来ないかな?」

「作ると祈りね…あ、でも私が動いていた時代から二百年過ぎてるからなー、もしかしたら私の頃と意味が変わってるかもしれないから、シエルに聞こうか。」

「え?でもシエルお姉ちゃん、研究で…」

「良いの良いの、シエルも休ませないといけないし、それに…」

「それに?」

「身近な子すら笑顔に出来ないような人に世界は平和には出来ないよ。アルエットちゃんを無視したシエルには軽いお仕置きが必要だね」

すると向こうからシエルが走ってきた。

「アルエット!…あ、ルイン」

「あ…シエルお姉ちゃん」

「ごめんね。みんなから聞いたわ。あの子達にもちゃんと名前つけてあげないと可哀想だよね。」

「可哀想だよねじゃないでしょう。もう…科学者ってどうして周りが見えなくなる人が多いのか…子供を無視する悪い子にはお仕置きだよ」

シエルの頬を軽く引っ張るルイン。

「ご、ごへんなはい…」

「次からアルエットちゃんがシエルに用がある時は私も行くからね。たまには体を動かしなさい。そんなんじゃいつか倒れるよ。別に一時間休んだ程度でどうしようもなくなるわけじゃないんだから」

手を離して説教をするルイン。

シエルも返す言葉がないのか大人しく聞いている。

「まあ、お説教はこれくらいにして、アルエットちゃんが名前の案を出したんだよ。ね?」

「う、うん…シエルお姉ちゃん、ベビーエルフさん達の名前なんだけど、作るとお祈り…これ言葉に出来ないかな?」

「そうねえ。作るはクリエ。お祈りはプリエになるかしら。」

「あ、そ
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