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レーヴァティン
第百四十九話 内政を整えその二

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「確かにな」
「難しいですね」
「まず無理だな」
「普通の社会では」
「犯罪自体もな」
「現実としてだ」
 正も言ってきた。
「完全になくすことは出来ない」
「そうだよな」
「世の中はどうしても善人もいればな」
「悪人もいるからな」
「生まれつき手癖の悪い奴もいる」
 盗癖がある者もいるというのだ。
「痴漢が病気になっている奴もな」
「それにサイコ殺人鬼もいるな」
「そんな連中もいるからな」
「犯罪は完全にはなくならないな」
「そうだ、だが限りなく減らすことは出来る」
 それは可能だとだ、正は久志にあらためて話した。
「そちらはな」
「そうだよな」
「だからだ」
「俺達は犯罪を出来るだけ減らすことか」
「ヤクザ者もな」
「そうしていくことか」
「そして治安がいいとな」
 正はさらに話した。
「産業もさらに栄える」
「人が安心して暮らせる様になってな」
「そうもなる、だからな」
「今の俺達の政策はか」
「的を得ている」
 治安のさらなる改善に重点を置いているそれはというのだ。
「だからな」
「このままだな」
「政策を進めていくべきだ」
 是非にという言葉だった。
「ここはな」
「戦まではな」
「そうすべきだ、ではな」
「警察の強化に賊やモンスターの討伐にな」
「ヤクザ者の利権の剥奪だ」
「それを進めていくべきだな」
「是非な、そしてだ」
 正はさらに話した。
「帝国領全体の治安をさらによくしてだ」
「そこから産業もな」
「さらに発展させていく」
「そうしていくか」
「次の段階はな、勿論産業の発展はな」
「今もだよな」
「進めていくべきだ」
 治安のさらなる改善を進める今もというのだ。
「是非な」
「そういうことだな」
「そうだ、そしてだ」
 正は言葉を続けた、その言葉はというと。
「道や堤防、橋はな」
「これからもな」
「続けていくべきだ」
 こちらの政策もというのだ。
「是非な」
「そうだよな、そういった政策もな」
「引き続きな、そしてだ」
「国を発展させていくか」
「内政は止まらないものだ」
 正の言葉は冷静なものだった。
「そして終わりもな」
「ないよな」
「政自体がな、だからだ」
「今もだよな」
「あらゆる政策を続けていく」
「そうしていくべきだな」
「そうだ、だから統治システムも築いたな」
 正はこちらの話もした。
「そうだな」
「俺達が不在でも政が行われる様にな」
「官僚機構を整えたな」
「それならか」
「そちらも使ってだ」
 そうしてというのだ。
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