第五十八話 入学前のその四
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「そうした人を助けるのもね」
「おみちなのね」
「止められたらね」
その覚醒剤をというのです。
「それに越したことはないけれど」
「そうじゃなかったら」
「まずはさせないことが大事だけれど」
手を出したらその時点で犯罪ですしそこから中毒になるからです、本当に手を出さないことが一番いいと思います。
「それでもね」
「してしまった人もなのね」
「どうお助けするかよ」
「それが大事なのね」
「おみちの中ではね」
「お母さんもそうした人と関わったことあるの」
「あるわよ、凄かったわよ」
その中毒の人はというのです。
「歯がボロボロになってね」
「歯が?」
「覚醒剤は身体全体をボロボロにするから」
それでというのです。
「一回使ったら一週間寝ないで済むのよ」
「一週間って」
「それだけ寝ないってそれだけで身体に凄く悪いでしょ」
「一日徹夜でも凄く悪いっていうのに」
少なくとも私には我慢出来ないことです、絶対に。
「一週間なの」
「それだけのことを身体にさせるから」
このこともあってというのです。
「わかるでしょ」
「相当身体に悪いわね」
「そうよ、幻覚や幻聴があって」
そしてというのです。
「もう筋肉とか骨にも影響を与えるのよ」
「筋肉にも?」
「括約筋が緩んで」
「用を足す時の」
「そう、あの筋肉も緩むしね」
聞いているだけで大変なことになることがわかりました。
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