第五十八話 入学前のその三
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「何がいい子よ」
「だって素直で裏表ないし」
「まあそれはね」
言われてみればそうした要素もあります。
「あるわね」
「真面目でしょ、おかしな遊びしないし」
「煙草やギャンブルや麻薬は大嫌いよ」
三つ共何でするのかって言っている位です。
「犯罪はしないわね」
「それだけでも大したものよ」
「そうなの」
「世の中そうしたことをする人もいるから」
「そのこと自体がおかしいでしょ」
そもそもです。
「もう」
「それがする人いるでしょ、まあ覚醒剤は止めて絶対にするなって言ってる人もいるわ」
「更生されて」
「そう、それはね」
本当にというのです。
「ちゃんとされてるわ」
「覚醒剤って凄い中毒症あるのよね」
「あんな怖いものはないわよ」
お母さんは私に真剣に言ってきました。
「けれど教会。お寺でも神社でもね」
「そうした人達とお会いすることもあるのね」
「人は色々でしょ」
それでというのです。
「中には現在進行形で中毒の人とも会うわよ」
「それ犯罪よね」
「犯罪だけれど」
それでもというのです。
「世の中刑務所もあるでしょ」
「その犯罪をする人もいるってことね」
「そう、それで覚醒剤もね」
こちらもというのです。
「手を出してしまう人もいるのよ」
「そうなのね」
「それで手を出して大変なことになるのよ」
幻覚や幻聴を見たり聞いたりしてとんでもない中毒症になって身体がボロボロになってしまってです。
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