第二百三十二話
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第二百三十二話 大人びているか
赤音は家族にもサングラスを持っていて使っていることを話した、勿論それは魔法や日差しの為であることも話した。
すると母がすぐにこう言った。
「いいことね」
「サングラス付けてもいいのね」
「ええ、お洒落ならまだ小学生だから」
それでというのだ。
「早いと思うけれど」
「目を守ることならなのね」
「いいわ、実際夏とかね」
「日差し強い日多いしね」
姉も言ってきた、父はにこにことして頷いているだけだ。
「だからね」
「ええ、自分を守るのはまず自分だから」
「それでね」
だからだというのだ。
「赤音の心掛けはね」
「いいことよね」
「実際光の魔法って」
「ええ、凄く光が強いのもあるのよね」
「そうみたいよ」
「だったら」
母はまた言った。
「いいことね」
「そうよね」
「あと帽子を被ることも」
「いいことで」
「むしろ夏はいつも被るべきよ」
母は強い声で断言した。
「日射病対策にもなるし」
「あとずっと頭に直接日差し浴びて熱されることも防いでくれるし」
「熱射病もね」
「余計にいいわね」
「ええ、帽子もいいわ」
「そうよね」
「私パーカーの服好きだけれど」
赤音も母と姉に言う、笑顔で頷いている父を見つつ。四人で夕食を食べながらの話は弾んでいて順調に進んでいる。
「これからはね」
「サングラスや帽子も忘れないでね」
「自分の目を守ってね」
「そうするわ、あと日射病や熱射病にもね」
こういったものについてもというのだ。
「気をつけていくから」
「自分のことは本当に自分がまずしないと駄目だから」
「気をつけていってね」
「そうしていくわね」
母と姉に笑顔で応えた、そして父もここで赤音に言った。
「そうしていく様にな」
「うん、そうしていくわ」
父にも笑顔で応えた、そうして赤音は帽子とサングラスで自分の身特に目を守っていくのだった。それがいいとわかったからこそ。
第二百三十二話 完
2020・2・2
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