暁 〜小説投稿サイト〜
もしもSAOの世界にVTuberがいたら。
第1話 剣の世界
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[9] 最初
も不具合か?』『不具合で強制切断なら分かるけど、強制転移はおかしくね?』『ちくわ大明神』
 
 「チャット欄の皆さんごめんなさい、そろそろお時間がいい感じですしキリもいいので、今日の配信はこの辺で終わろうと思います」
 
 『はーい!おつコーンでしたー!』『おつコーン!』『さーて俺もSAOすっかなー』『通報しました』『なんで!?』
 
 フブキとミオの周囲に、他にも強制転移させられたのだろう。その場に現れるプレイヤーたちが後をたたない事に気が付いたフブキは、その異様な光景に抑えきれない不安を覚える。
 ひとまず配信を終了すると、それが相図であったかのように、はじまりの町上空にローブをかぶった人型アバターが姿を現した。
 
 
 『プレイヤーの諸君、私の世界にようこそ』
 
 
 一瞬で、転移門広場は阿鼻叫喚の渦に包まれた。
 ログアウト不可のデスゲーム。ここでの死は現実世界での死と同義。
 VR(バーチャルリアリティ)が、本当のリアリティに代わってしまった瞬間。
 
 そして、外との唯一の連絡手段があること。
 
 多くの絶望と、一筋の希望を残したローブの人間は、そのままプレイヤーたちの助けを求める声を、罵声を聞かず、暗闇の中へと姿を消した。
 アインクラッドに閉じ込められた1万人のプレイヤーたち。現実世界に帰還できる頃には、果たしてどれだけの数の死者が切り捨てられるのか。
 
 
 
 
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