第8章:拓かれる可能性
第240話「根源接続」
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“祈り”の障壁で防ぐが、長時間耐えれずに破られてしまう。
「(考えないと……長期戦はこっちが不利。でも、緋雪ちゃんの“対策”までまだ時間が掛かる。……それまでに、イリスを倒す?それとも……)」
思考が逡巡するも、すぐにそれを断つ。
迷っていれば、負ける。そう考えて司は考えをまとめた。
「(最悪でも、イリスに手傷を与える!)」
このままでは司が不利になるばかりだ。
それまでに、何としてでもイリスにダメージを与える。
自分だけで倒すのではなく、後の人に繋げるために。
「敢えて言いましょうか。……その程度で私に勝てるとでも?」
「……どうだろうね。どの道、私は最後まで諦めない!!」
優しさ故に責を背負い続けたかつての自分とは違う。
誰かに任せるために、希望を繋ぐために、司は戦いを続ける。
例え、勝ち目がないと心では思っていても、自分に出来る事があると信じて。
「“領域”が弱ろうと、強いのには変わりない。……倒して見せる」
強い決意と、強い“祈り”。
それらを纏い、司は再びイリスへと突貫した。
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