第五十八話 入学前のその一
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第五十八話 入学前の
神戸に帰ってきました、大学入学までは実家のあるこちらでとなりましたが実家にいる間もでした。
私は朝から晩までおみちのことに専念してひのきしんをさせてもらったり参拝に他の教会に行かせてもらったりでした。
それでお母さんは私に言ってきました。
「もっと落ち着いたら?」
「ゆっくりしろっていうの?」
「ええ、折角の春休みなのに」
それなのにというのです。
「全然休んでないじゃない」
「だってね」
私はお母さんに応えて言いました。
「実際にやること多いから」
「ひのきしんに教会のことに」
「何かとね」
「けれどね」
お母さんは私にどうかというお顔でまた言ってきました。
「折角休むべき時なんだから」
「今は」
「そうした時はね」
「だからね、私休むとしたら」
それこそです。
「もうね」
「寝るから」
「実際に寝てるし」
休んでいる時はです。
「もうそれで充分だから」
「そうなのね」
「もう完全にオンとオフが出来てるから」
私の場合はそうです、だから本当に楽です。
「いいのよ」
「そうなのね」
「だからね」
今もとです、お母さんにさらに言いました。
「入学までこのままでいいわ」
「休むイコール寝るっていうのも凄いわね」
「というかね」
私の場合はです。
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