外伝〜結成・『灰獅子隊』〜 第二部終了
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デはセシリアに確認した。
「そうなるわね。ちなみに最高速度は3200セルジュで3600セルジュの”アルセイユ”には及ばないけど持久力、速度維持機能武装はカレイジャスを上回るし、武装が乏しい”アルセイユ”や”カレイジャス”と違って、”主砲”は導力と魔導の合成エネルギー砲、その他の武装として機関銃、自動追跡ミサイル、魔導弾、高速徹甲弾を搭載しているから空からの支援攻撃もそうだけど空中戦でも十二分に活躍してくれると思うわ。それと、”灰獅子隊”に所属する精鋭部隊は今後も増やす予定になっているわ。」
「つまり俺達はこの飛行艇を使って、今回の戦争の様々な”戦場”にかけつけて”遊撃”するという事ですか……教官。もしかして、”灰獅子隊”は去年の内戦の俺達―――”紅き翼”を参考にされたものなのですか?どことなく、”紅き翼”を思い浮かばせる部分がいくつかあるのですが……」
「あ……………………」
「リィンさん……セレーネさん……」
セシリアの話を聞いて静かな表情で呟いたリィンは複雑そうな表情でセシリアに訊ね、リィンの疑問を聞いたセレーネは呆けた声を出して辛そうな表情をし、その様子をアルフィンは心配そうな表情で見つめた。
「………確かに”紅き翼”を参考にした事は否定できないわ。身も蓋もない言い方をすれば、”灰獅子隊”は”紅き翼”を戦争方面へと特化したものと言っても過言ではないもの。」
「やはりそうですか……――――――返事が遅くなりましたが、リィン・シュバルツァー、両皇帝陛下からの辞令、謹んで受けさせて頂きます……!」
セシリアの答えを聞いて静かな表情で呟いたリィンはすぐに決意の表情を浮かべてセシリアに敬礼して宣言した。
「18:30(ひとはちさんまる)。リフィア皇女殿下親衛隊リィン隊所属リィン・シュバルツァーのメンフィル帝国遊撃軍団”灰獅子隊”軍団長の着任をメンフィル帝国エレボニア征伐軍総参謀セシリア・シルンが確認致しました。戦いはまだまだ続くけど、かつての担当教官として貴方達の活躍を心から応援しているわ。」
「はい……っ!」
リィンの宣言に対してセシリアも敬礼で返して答えた後リィンを含めたかつての”黒獅子の学級(ルーヴェン・クラッセ)”を見回して微笑み、リィン達はそれぞれ力強く答えた。
その後リィン達と”灰獅子隊”の部隊長となった”黒獅子の学級(ルーヴェン・クラッセ)”の面々はお互いに自己紹介等をして交流を深めた――――――
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