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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
外伝〜結成・『灰獅子隊』〜  第二部終了
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の軍位である”少将”に二階級昇進することを両皇帝陛下は決められたのです。――――――まあ、要するにエレボニア帝国を救う為に今まで辛い思いを抱えて戦ってきたリィンに対するお二方のせめてもの気遣いでもありますわ。」
「あ……………………」
セシリアの説明を聞いたアルフィンは複雑そうな表情でリィンを見つめ
「ちなみに明らかにリィン少将の存在を意識して付けられた名前である”灰獅子隊”とはどういう部隊なのでしょうか?先程のセシリア将軍がリィン少将に伝えた辞令で”遊撃”を担当するようなことを仰っていましたが…………」
「皆さんもご存じのように大規模の人数を要する”軍”を動かすには時間がかかります。そこで精鋭部隊ばかりを集めた中規模の軍団を”遊撃”―――様々な戦場へと即座に派遣することで戦争を有利な状況にする為に今回の戦争で試験的に実施されることになった”遊撃軍”が”灰獅子隊”なのです。名前の由来に関してはお気づきかもしれませんが、軍団長であるリィンから由来されて付けられた名前です。」
「”灰色の騎士”と”黒獅子の学級(ルーヴェン・クラッセ)”ですか……教官。一つ気になる事があるのですが、よろしいでしょうか?」
アルティナの問いかけに答えたセシリアの答えを聞いたリィンは静かな表情で呟いた後セシリアに質問した。

「何かしら?」
「先程”灰獅子隊”は”遊撃軍”と仰りましたが、迅速に様々な”戦場”を遊撃する為には飛行艇、もしくは”転位”の手段が必要と思われますが、そこのところはどうなっているのでしょうか?」
「そういえば貴方達にはまだ”アレ”を見せていなかったわね……―――ついてきなさい。」
リィンの質問に頷いたセシリアはリィン達に自分についてくるように促した。そしてリィン達はセシリアの案内の元甲板に出ると、そこにはある存在がメンフィル軍によって整備されていた。

〜甲板〜

「え………………」
「な――――――」
「ええっ!?あ、あの飛行艇は……!」
「は、”灰色のカレイジャス”……!?」
「――――――なるほど。さしずめあの飛行艇はメンフィル帝国の技術によって開発された”カレイジャス”に続く”アルセイユ三番艦”といった所でしょうか?」
ある存在―――”姿形がカレイジャスに似ている灰色の飛行艇”を見たエリスは呆け、リィンは絶句し、セレーネとアルフィンは驚き、すぐに事情を察したミュゼは意味ありげな笑みを浮かべてセシリアに確認した。
「ええ。リベール王国が開発した高速巡洋艦”アルセイユ号”の三番艦――――――”灰色の翼レヴォリューション”よ。」
「別名”革命の翼”ですか……」
「戦況を変える――――――つまり、戦場に”革命”を起こすって意味で、名付けられたんッスか?」
セシリアの説明を聞いたステラは考え込みながら呟き、フォル
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