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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
外伝〜結成・『灰獅子隊』〜  第二部終了
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せるつもりだったのか?」
一方意外な事実を知ったセレーネは呆けた声を出し、リィンは静かな表情でルトガーに問いかけた。
「おっと、しゃべりすぎちまったみたいだな。今の話の”続き”についてはフィー達が俺達に届いた時にさせてもらうぜ。――――――という訳だから俺達はこの辺で退散させてもらうぜ。」
リィンの問いかけに対してルトガーは苦笑した後不敵な笑みを浮かべた。するとゼクトールは”精霊の道”を起動していた。
「あ、あれは”騎神”達の性能の一つである……!」
「”精霊の道”……!」
ゼクトールが起動した”精霊の道”を見たアルフィンは驚き、エリゼは真剣な表情で呟いた。するとゼクトールとレオニダスは”精霊の道”によってその場から転位して離脱した。

「逃がしてしまったか……今回の戦争で感じたが”転位”は便利な手段だが、同時に相手にも”転位”の手段があるとほぼ確実に撤退を許してしまうから本当に厄介な手段だな、”転位”は……」
「ふふっ、ですが今回の戦いで”紫の騎神”の得物を破壊した上両腕も破壊できたのですから、恐らくですが今回の戦争で”紫の騎神”が戦場に復帰する事は不可能と思われますから、戦果としては十分すぎますわ。」
ゼクトール達が消えるとクルトは真剣な表情でゼクトール達が消えた場所を見つめて呟き、クルトの言葉に対してミュゼは静かな笑みを浮かべて答えた。するとその時リィンのENGMAから通信の音が聞こえ、音を聞いたリィンは通信を開始した。
「――――――こちらシュバルツァー。ええ……ええ……了解しました。それと”例の件”――――――”紫の騎神”との戦闘も発生しましたので、その件についてのご報告をさせて頂きます――――――」
通信を開始したリィンは通信相手にゼクトール達との戦いの報告を伝えた。
「………了解しました、失礼します。―――みんな、先程メンフィル軍・ヴァイスラント新生軍によるハリアスクの占領を完了したとの事だ。遊撃隊はこのまま”グロリアス”に帰還する。それとジェダルさん。ジェダルさん達をクロスベルまで送る飛行艇は既に手配したとの事で、今日の19(ひときゅう):00(まるまる)までにハリアスク内の空港に来て欲しいとの事です。なお、空港までの道のり等で何かわからない事があれば、ハリアスク内にいるメンフィル軍に聞いてくれとの事です。それとジェダルさん達のゼクトールへの支援攻撃の件も報告しておきましたので、この場ではお約束できませんが、もしかしたらジェダルさん達が受け取る予定の報酬も上がっているかもしれません。」
「………そうか。」
通信を終えたリィンは仲間達に今後の事を伝えた後ジェダルにも通信相手からの伝令を伝え、リィンの伝令にジェダルは静かな表情で頷いた。

こうして…………ノーザンブリアはメンフィル軍とヴァイスラント新生軍によ
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