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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
外伝〜結成・『灰獅子隊』〜  第二部終了
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関節部分を狙って叩き込んだ!
「砕け散れ――――――天破虎爪烈斬!!」
「がああああああああ…………っ!?」
「団長――――――ッ!!」
ジェダルが放ったクラフトによってゼクトールの無事だった右腕は斬り落とされて地面に落ち、支えを失ったゼクトールは地面に倒れ、それを見たレオニダスは声を上げた。そして技を放つと共に地面に着地したジェダルは地面に着地した瞬間素早い動作でフルーレティの傍まで下がり、ゼクトールとの距離を取った。

「あ、貴方達は確か異世界の……」
「”傭兵”のジェダル・シュヴァルカ様とそのお仲間の方々ですわね。――――――そのご様子ですと、そちらが”メンフィル軍より受けた依頼を完了した帰り道に偶然この場に鉢合わせた為、将来確実に戦う事がわかっている敵の戦力を低下させる為に”リィン大佐達に加勢して頂けたのでしょうか?」
「ああ。」
一方自分達にとっても予想外のジェダル達の登場にクルトが驚いている中、ジェダル達が現れた状況等をその身に宿っている”異能”じみた力――――――”盤面が見える能力”によって悟る事ができたミュゼはジェダルに問いかけ、ミュゼの問いかけにジェダルは頷いた。
「”メンフィル軍からの依頼”だと……?――――――!まさか貴様ら…………っ!」
「俺達が逃がした”北の猟兵”の連中を”皆殺し”にしちまったのか?」
ミュゼとジェダルの会話とジェダル達が自分達の背後から現れた事でジェダル達の”依頼内容”が自分達がレミフェリアへと逃がした”北の猟兵達の始末”である事を瞬時に悟ったレオニダスとルトガーは怒りの表情でジェダル達を睨んだ。
「お前達がどれだけ逃がしたかは知らないが……少なくても、国境を封鎖するメンフィル軍が到着するまでに現れた連中は全員一人残らず殲滅した。」
「!!…………ッ!」
「国境を封鎖するメンフィル軍……―――!先程の騎馬隊か……!」
ジェダルの答えを聞いたルトガーは目を見開いた後思わず怒りの表情で両手を操縦席に叩きつけて唇を噛み締め、レオニダスはディミトリ達の事を思い返して怒りの表情を浮かべた。

「ハハ…………俺達のこの”ザマ”といい、北の猟兵の連中の事といい、俺も耄碌しちまったもんだな……これじゃあ大佐やゼノに会わす顔もねぇな……シグムントやザックスも連合の連中に殺られたって話だし、もう西風と星座――――――いや、”猟兵という存在が時代遅れの時代”へと変わろうとしているのかもしれねぇな……やはり、フィーを”西風”から抜けさせて正解だったな。」
「団長……」
寂しげな笑みを浮かべて呟いたルトガーの言葉を聞いたレオニダスは複雑そうな表情をした。
「え…………」
「……その口ぶりからすると、あんた達”西風の旅団”は3年前の”リベールの異変”の件がなくても機会があればフィーに猟兵を止めさ
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