第5話 VS炎龍
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て起動する。
「ケツァルコアトルス!」
「よし、いくぞ!!全員、オウムから離れろ!!」
そう叫ぶとメモリを飛び立ったオーちゃんに向けてダーツのように投げた。
するとオーちゃんにメモリが突き刺さって吸収されると光に包まれ急速に巨大化したのだった。
そこにはオーちゃんと名付けられていたあの可愛らしいオウムの姿はなかった。
そこにいたのは3つに分かれるくちばしを持った翼長12メートル程の大きさを誇る禍々しい姿をした巨大な翼竜だった。
「キャァァァーーーー!!!!」
「何ですか!?あれは!?」
「落ち着いてください!あれは先程、我々が放ったオーちゃんです!」
パニクる自衛官達を鎮めようと無線機の向こう側から加頭は必死に説明する。
「あれこそがオーちゃんのもう1つの姿!天空の支配者!ケツァルコアトルス・ドーパントです!!」
「ド、ドーパント!?」
「我々、ショッカーが炎龍と戦いますので自衛隊の皆さんは住民の避難誘導をお願いします。」
「りょ、了解しました!!」
自衛隊は避難民の方へと装甲機動車を走らせ避難誘導を開始した。
ケツァルコアトルス・ドーパントは空中で羽ばたきながら静止すると甲高い咆哮を上げて炎龍を威嚇する。
そして全身から高威力のエネルギー弾を放ち、炎龍を翻弄する。
「加頭、イワン軍曹、それぞれの装甲機動車を炎龍を取り囲むようにして走らせろ。そして、イワン軍曹!俺の合図で車両上部のレールガンを撃て!!」
「「了解!!」」
ケツァルコアトルス・ドーパントは自慢の鉤爪で炎龍の翼を鷲掴みにすると力づくで押し倒して引きずりまわす。
炎龍はこれに対し、火炎を吐いて抵抗しようとするが、ケツァルコアトルス・ドーパントはそれを察して、自身のくちばしで炎龍の口を塞ぎ、火炎を吐けなくした。
「イワン軍曹!今だ!レールガン!!」
イワンは装甲車に搭載されていた小型レールガンの照準を炎龍の腹部に合わせた。
「食らえ!トカゲ野郎!!」
レールガンの銃口から出たまばゆい稲光色の砲弾が超高速で炎龍の腹部めがけて進む。
しかし、炎龍がとっさにもがき、ケツァルコアトルス・ドーパントを振り払ったので砲弾は炎龍の腹部ではなく、左腕に直撃し爆発した。
「グゥゥゥォォォーーーンンン!!!」
炎龍の左腕が胴体から引きちぎれ、あまりの苦痛に咆哮を上げる。
そして左腕を失った傷だらけの炎龍は千堂達とケツァルコアトルス・ドーパントを睨みつけると空高く舞い上がり、飛び去った。
ケツァルコアトルス・ドーパントは追撃しようとするが千堂が静止する。
「終わったんだ…。追撃する必要はな
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